農園日誌

22.11.23(火曜日)晴れ後曇り(最低9度、最高15度)
 
この秋はやや温度が低く本格的な秋の様相を呈している。
夏の暑い季節と少雨が長く続いたため、植え付けや育苗が遅れ、この寒い秋では野菜が生長する時間がなく、秋冬野菜は品不足が続いている。
マーケットでは鍋の季節に野菜がない、あるいは、異常に高いようだ。
当農園の年間一定の価格設定にお客様たちも喜んでくれるかな?
草木堆肥使用の有機自然農法では野菜の生長がただでもゆっくりなのに、なお一層に野菜の成長が遅いのが気になる。
今のところは何とか個人配送9品、隔週13品は保っているが・・・
今年は早めのトンネル掛けが必要になりそうだ。
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毎年1回この季節にお届けしている
赤とうがらしです。
とても辛いが香り
が高い逸品。
今年もローリエ
ともに送ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
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香味野菜です。
まるでお花畑のよう。
花は虫達を誘うためにきれいに装いますが、野菜達はその存在そのものが美しいと思います。
特に色とりぞりの緑や
赤が調和し合って秋の畑は荘厳な風景と変わります。
 
 
 
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先日から依頼していた草が手に入り、久しぶりに大量の草木堆肥を作った。
ほとんど一日がかりでようやく積み上げまで終わった。良質な堆肥になりそうだ。
これで春3月までの分はまかなえそうだ。
 
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安部牧場からのおが屑と牛糞の堆肥
どこよりも良質な牛糞。
 
 
 
 
 
 
 
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木の破砕屑。二日がかりで破砕した。
この中にバランス良いミネラル分と
計測不能なほどの種類の微生物や放線菌が棲みついている。
 
 
 
 
 
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柔らかい秋草。堆肥の主原料。
 
 
 
 
 
 
 
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上の3種類の堆肥原料を
三層に重ね、トラクターで
混ぜ合わせる作業を終え
ると草木堆肥の完成。
 
 
 
 
 
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積み上げられた草木堆肥。2~3回の切り替えし作業を経て、完熟する。
年に10回は堆肥を作り続ける。但し、当農園では、微生物がまだ活発に
増殖している途上に畑に投与する。
このことにより畑の土には微生物達により食物連鎖が起こり、多様な生体系が
はぐくまれ、一つの小宇宙になる。
→再生し続ける自然循環システム
 
今日は180本のキャベツと200本のサニーレタス・グリーンレタス・サンチュを
植え、玉葱(晩生)の苗2600本を植え込むと暗くなってしまった。
残りの玉葱の苗2400本は明日の収穫(発送)作業後に植え込むことになった。
秋の夕暮れは早く、寒さも募る。
 
今週末は最低温度3度が予想されており、長らく畑を占拠してきた万願寺・伏見
とうがらし・ピーマン・セニョリータ・トマトなどの夏野菜が一斉に萎れる。
夏野菜最後の週になりそうだ。落ち野菜はお客様全員に配れれば良いが!
夏の名残に・・・・・