佐藤自然農園「農園日誌」

【 大分県で自然栽培の野菜生産を行っています 】

「晩秋」-実りの秋 11月

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「晩秋」-実りの秋 11月 
徐々に一日が短くなり、午後5時を過ぎるとあたりは暗くなります。
短い秋が足早に過ぎていくこの季節は、追い立てられるかのように冬野菜の種蒔き・定植とほとんど毎週、大根・蕪類・人参などの根菜類、白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワーなどの甘藍系野菜、ほうれん草・葉物類・サラダ系野菜を植えていきます。
生長の遅くなる季節ですから、また、すぐそこに寒気が迫っておりますので、急ピッチで野菜達が畑に埋まっていきます。
1~3月頃に出荷予定の冬野菜達は、この時季に種を蒔き、あるいは、定植します。
夕方、暮れなずむ夕焼け空と朱色に染まった野菜達を眺めながら帰宅する。
 
10~11月に掛けて来春収穫する3万本の玉葱の一斉植え込みが始まります。
極早生・早生・中早生・晩生とありますが、最近の気候では極早生・早生に絞った方が上手くいきます。極早生は3月末頃から収穫が可能になります。
エンドウ類・空豆などの豆類などの種蒔きが始まります。直播きとポット蒔きを併用し、ポット蒔きは植え次ぎ用に使います。
秋に芽を吹き、越冬している間に根を張り、暖かくなるのを待ち、4月に実を付けます。
あまり早く蒔いておくと、大きくなりすぎて冬期に寒に晒され傷んでしまうこともあります。

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11月は一日ごとに日の入りが早く感じ、夏と異なり、畑は「静」の空間となり、一年のうち、もっともきれいな季節となります。夕方、帰る前に畑にしばし佇み、「秋の日はつるべ落とし」と言うように畑の夕景は荘厳で美しく、いつも見とれてしまいます。
 
晩秋、夏野菜が最後の力を振り絞って実を付ける「終わり旬」を迎えます。
不格好でも一番美味しいと思います。この時季の夏野菜を「落ち野菜」と呼んでいます。
成長が遅く未熟野菜ではないが、味香り旨味が凝縮していて、「落ち茄子は嫁に喰わすな」と言われた夏野菜達は通常では市場に出回ることはありません。
嫁いじめが行われていた家長制の時代は終わり、女性優位のこの時代、この格言は時代に合っていないようですね。
 
11月下旬、大豆の収穫・脱穀作業を行います。
除草剤を使わないため、大豆が草に負けてしまい収穫量は1/3あるかないかで、成長不足ともなり、未熟大豆も多い。そのため、収穫時期が遅くなり次の麦蒔きが遅れてしまいます。
これが大きなネックとなっており、さらに発育時期の7月は乾季の季節を迎え実を付けることが難しく、益々、大豆の自然栽培の難しさに直面しております。
今年は、田圃ではなく畑作地を開墾し、大豆を蒔く前にこまめにトラクターを掛けて雑草を封じ込めることにしましたが、やはり結局はスタッフ全員での人海戦術による除草作業を行わざるを得なかった。
大豆の収穫が終わったら、直ちにその圃場に草木堆肥を撒き麦の種を蒔きます。
 

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麦畑
大豆と麦の二毛作です。麦は今の処、中力小麦・古代餅麦(弥富小麦)・裸麦の三種です。小麦アレルギーの子供さんが増えて、何とか美味しい麦を使ったおやつを食べさせたいとの思いから8年前から作り始めました。アレルギーの要因は恒常化した除草剤、高タンパクにするためにグルテンの多い品種同士を掛け合わせたハイグルテン小麦、そして化学肥料を多投する高窒素栽培にあると仮定して、それらを全て排除し、ノン除草剤・草木堆肥のみの施肥による土作りを始めて3年。ようやくアレルギー反応を起こさない小麦が完成致しました。

 ※アレルギー反応体内の抗体が異物が入ってきたと認知して起きるのがアレルギー反応です。つまりは、ハイグルテン仕様や恒常的に使用する除草剤は体内では異物と判断されていることになります。当農園ではグルテンの少ない中力小麦と古代小麦(一粒小麦)を栽培し、それらをブレンドすることによって、抗体反応が出ないようにしているのです。 

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秋作ビーツ
ビーツは捨てる処がありません。幼い時は茎や葉をサラダにして食べ、株が太ってきたらボルシチやじゃがいもと合わせてポテトサラダ・酢漬けにしたり、茎はきんぴら風に炒めます。野菜の血液とも言われ、血をさらさらにしてくれます。

「家庭菜園で出来る自然栽培野菜」踏み込み草木堆肥作り

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「家庭菜園で出来る自然栽培野菜」踏み込み草木堆肥作り

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「家庭菜園で出来る健全で美味しい野菜作り」

 
最近、むかし野菜の邑では、農業体験・研修を希望される方が増えている。
大半の方はどのように野菜が作られているのかに興味があるだけかもしれませんし、農業に癒しを求めているだけかもしれません。
その背景にあるのは、物価高騰は世界的な傾向となっており、日本の将来も、進むべき道も見えません。漠然とした社会への不安や閉塞感の中で、農業に関心を持つ人が出てきているのかもしれません。
 
日本国民は除草剤・残留農薬・ポストハーベスト・除草剤を吸い込んだ遺伝子組み換え穀類・生産過程を知らされていない危険な輸入農産物を食べさせられていることを、またはその状況を消費者は知りませんし、知ろうともしていません。
国やメディアもこれらの情報を詳細に国民に知らせていません。
一部の人は信頼できる農園から直接野菜を取り寄せていますが、 現状、消費者は農産物や野菜などはスーパーなどの大型流通に頼らざるを得ません。
そのような農産物環境の中で、農業にあるいは、家庭菜園に興味を感じておられる方が出始めているのかもしれません。
農薬や化学肥料に頼らない野菜作りを目指している方もおられますが、家庭菜園や小規模菜園であっても何から始めたら良いのか、どうしたら良いのかわからない方が多いでしょう。
先ずは、土つくりから始めますが、最初にぶつかる疑問は肥料はどうするのかと言うことです。一年目は何とかなっても二年目は野菜が思うようには育ちません。土が育っていないからです。
 
草木には、小動物・微生物・菌類・バクテリアなどが棲んでおり、土中に施すと彼らの餌となり、繁殖しながら土を育てているのです。同時に葉っぱはミネラル分を多く含んでいますので、土壌にミネラルを補給していることになります。
そこで最初は草や葉っぱを利用して土を育てながら、化学肥料のお世話になり、楽しみながら試行錯誤の連続と工夫しながらの小規模な家庭菜園から始められる方が良いでしょう。

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無農薬では野菜は育ちません。但し、農薬の効能が消えない浸透性農薬や長く効く緩効性農薬は避けてください。農薬は劇薬ほどその効能が早く分解されるように設計されています。早く分解する劇薬は農家にとって危険でも、食べる人にとってはもっとも安全な農薬なのです。私の実験で劇薬は瞬殺と言ってその効能は長くて2日程度です。農薬の分解は光合成分解・水溶性分解・微生物分解・自然分解があります。店員に確認してください。他方、除草剤は約二年間ほどその成分が残りますので家庭菜園では避けてください。


 
(草木堆肥と化学肥料の併用)
当農園では肥料栽培をせず草木堆肥施肥による低窒素栽培を行っており、大量に草木堆肥が必要になります。
小規模あるいは、家庭菜園では草や葉っぱを大量には集められませんし、剪定枝を破砕する機械や堆肥を積み上げるタイヤショベルもありません。
 
そこで、先ず、畑周辺の草を刈り、除草した草も堆肥材料ですので一か所に集めておきます。
次に公園などの落ち葉を集めます。木は地中深く根を張り、土壌に含まれているミネラル分を多く含んでいます。
それらに園芸店に売っている乾燥牛糞・鶏糞などを購入し、それらの材料を混ぜ合わせ、水を加えて厚いビニールを被せておきます。
ある程度しんなりとしてきたら、それらをフォークを使って高さ50センチに積み上げ、水分を十分に補給してからビニールを被せておきます。
一か月ほど置き、それらをフォークで水を加えながら切り返します。
2~3か月したら、草木堆肥らしきものができていますので、土に施肥し、三又鍬で土に混ぜ合わせます。これが元肥と言うものです。
その中にはミネラル分があり、バクテリア・菌類・微生物・小動物が棲んでおり、長い時間を掛けて土を育ててくれます。草木堆肥を常に作り続け土を育てるのです。
当農園では最低3年、そして5年と経過しているうちに土が育っていき、育った土が野菜を育ててくれ、野菜が美味しくなっていきます。
(20年間以上それを続けているのがむかし野菜の畑です)
尚、広い畑をお持ちの方は土が育つまでの3年間、さつまいもと大豆を育てるのも良いでしょう。
さつまいもは根ですから、肥料は使いません。窒素分を多くやると葉や蔓ばかりが育ち、根は発育しません。大豆は根粒バクテリアが付き空気中から窒素分を取り込みますので、窒素肥料は多くは要りません。ただ、ミネラル分は必要ですので草木は加えてください。 
それ以外の野菜は土が育つまでかなりの時間を要しますし、その間やはり野菜を収穫したいですから、化学肥料のお世話になるしかないと思います。
化学肥料は大量に使わなければ野菜に害(硝酸態窒素増加=毒)は少ないです。
草木堆肥を施肥し続け、5年ほどしますと団粒構造と言って土が砂粒のように変化していきます。保水力・保気力・保肥力がついた証左です。
それでも草木堆肥は大量には作れませんので、どうしても低窒素栽培となりますので、少しずつ化学肥料を減らしていけばよろしいでしょう。
根気強く土の変化を楽しみながら自然栽培に近づいてください。
そして美味しく健全な野菜作りに頑張ってください。

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「医食同源とは何?」(人は本来、自己治癒能力を持っている)

 

「医食同源とは何?」
(健全な農産物は自己治癒能力を持っている)

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 私自身、農業を始める前は皆さまと同じように健全な食に大きな関心は持ってはいなかった。
思うところあり30坪ほどの農地を借りて先ずは有機肥料栽培をしてみる。
この頃は化学物質を排した有機栽培が安心安全であり、健全で美味しい野菜ができると思っていました。
ところが蓄糞など様々な有機肥料を試してみたが、味香りが薄く思ったような野菜はできなかった。
特に国が定めた有機JAS法規には違和感を覚えました。「有機物を使って化学合成された農薬や化学肥料は使わない」と言う基本的規程です。裏を解せば有機物なら何でもよい、自然由来の農薬なら何でもよい化学合成された農薬は全て悪であると言うことになります。
家畜の飼料はほとんどがアメリカ産の除草剤まみれの遺伝子組み換え穀類の配合飼料です。現在の蓄糞主体の有機肥料には除草剤(発癌性物質)・抗生物質・成分の消えない農薬(発癌性物質ネオニコチノイドなどはその代表)などが入っており、安全なのか?と健全性に疑問を持ち始めました。

有機肥料栽培を止めて草木堆肥による土作りを始め、3年もすると土が明らかに変化していきました。
5年も経過すると、野菜に味香りが出始め、筋が無く歯切れの良い美味しい野菜と出会えたのです。
 
自然野菜(穀類も)を育てる過程で、少しだけ見えてきたものがあります。
 
〇健全な野菜はその根に根粒バクテリア・菌類・微生物などが集まり共生しており、野菜は菌類等に守られているのです。→自然循環の仕組み
植物はバクテリア・ウィルス・菌類・微生物などと共生しており、彼らから守られているということに気が付きました。

サルモネラ菌やおー157も居ます。それでも食中毒を起こさないのはそれらの悪性ウィルスや菌類が繁殖し始めると、他のウィルスや菌類が抑えにかかります。それが自然の浄化再生機能です。
正常な畑はバクテリア・ウィルス・菌類・微生物・小動物たちが繁殖し続ける自然循環機能を備えております。
その自然循環機能を壊すのが除草剤・成分が消えにくい(浸透性などの)農薬・抗生物質などです。
 
※抗生物質は微生物や菌類・ウィルスを排除するために人為的に開発された
 もの。特に配合飼料に含まれる多量な抗生物質は微生物等を駆逐し、土壌
 の再生機能を破壊する。
 
〇草木堆肥で育った土壌には細胞形成(再生)に不可欠な元素(栄養分)であるミネラル分が豊富に含まれております。

現在の野菜はミネラル不足です。バランスの良いミネラル分を摂取する農産物や食品が少ないことではないでしょうか。
雑木の木屑や葉っぱにはバランスよく含まれているミネラル分が含まれており、当農園は年に数回草木堆肥として畑に投入されています。
むかし野菜はミネラル分の宝庫であり、当農園ほどミネラル分の豊富な土壌は無いでしょう。
ミネラルは細胞を形作るのに不可欠な栄養分(元素)です。野菜も人間も同じです。ミネラル分は健全な野菜ほど多く含まれています。
人間の細胞は常に壊され再生されるを繰り返しています。それが正常な人体の循環再生機能です。
不健全な食生活は異常細胞が増加し、癌・アトピーなど現代病が発症する危険性が増加します。
ミネラル分の多い食品を食べている人は正常な細胞が形成され、異常細胞発生を抑えます。
 さらには、加工食品などに世界でも最多の食品添加物が含まれている国が日本です。

〇ナチュラルな土壌で育った野菜は糖分・ビタミン類・ミネラルが豊富で栄養価に富んでいますが、化学物質が含まれた野菜は生命にとって不健全です
さらには、加工食品などに世界でも最多の食品添加物が含まれている国が日本です。

農産物に含まれている除草剤や化学物質及び食品添加物が問題なのです。
化学物質や異常に強いグルテン(タンパク質)を持つ小麦粉など、自然界に存在しない物質や悪性菌などが体内に入ると抗体が包み込んで排除します。
高タンパク質の穀類にするには高窒素肥料の大量施肥を行います。すると窒素分を大量に吸い込んだ穀類の中には硝酸態窒素と言う毒素が含まれます。これは自然界からみれば異物です。
食品添加物許可されている種類数比較では、欧州がおよそ850種類、アメリカでは1,800種類、日本では3、850種類となっています。化学調味料もおそらくは世界でも有数の国でしょう。
人が美味しく感じる合成グルタミン他の添加物の多い飲食は、最初は美味しく感じますが、食べ進んでいくと最後はムッとしてくることが多い。
野菜も穀類も旨味を感じられず、食品添加物の多い食品を食べていると、人の体は次第に自然体の機能を失っていきます。
生命は自己防衛機能を持っております。免疫の仕組みや免疫細胞が強い人、抗体(病原菌などを取り込む)力の強い人は病気に侵され難いことはご存じでしょう。この免疫機能や抗体反応が弱れば、人の体は弱ってきます。

(自然栽培は東洋医学・西洋は対処療法)

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草木堆肥をさらった痕、
蝶々が甘い蜜を吸うため、草木堆肥に群がってきています。
草木が発酵過程では味噌・醤油・香しい草の香りがします。
これは甘い香りをあたりに漂わせているようです。


自然界は危険がいっぱいです。害虫が葱に嚙みつくとその傷から辛み成分が噴出する。ほうれん草はシュウ酸と言う毒素を含んでいます。
野菜達は害虫などを察知し、毒素を持ち自分を守り再生させる能力を備えています。例えて言えば野菜特有の味や香りはまさに自己防衛の手段なのです。
 
人も他の生命と同じく自己防衛機能を持っています。
地球上の生き物は人も動物も植物も菌類も自然界の浄化再生機能によって生かされているのであり、医学が進んでも人の体や健康体のことなど、未だに分からないことが多いようです。
自然界には無い化学物質の含まれた食品を恒常的に食べていると、人の体は拒絶反応を起こします。
免疫や抗体などはその一つです。
私は医者でも学者でもありませんので対処療法を行う西洋医学のことは分かりませんが、天が与えてくれた生きる力、自己治癒能力を損なう食生活は自然に順では無いですね。
小麦アレルギーなどは未だにその要因が特定されておりませんし、アトピー(原因不明)などは典型的な現代病です。
日本人の癌にかかるリスクは50%だともいわれております。
 
私もコロナにもかかったのでしょうが、一日も経たないうちに熱は収まりました。体の中で悪性菌は他の菌類によって抑えられて猛繁殖できないのでしょう。
世の中ではやたら除菌・滅菌と騒いでおります。市販の食品は全て滅菌処理されます。人の体は菌類に守られております。腸内細菌だって人の健康を守ってくれているのです。
除菌・滅菌された添加物の多い食品や化学物質の多く含まれた野菜・穀類を食べている人は要注意です。
現代人がひ弱になったのも除菌滅菌の食文化や伝統的発酵食品である漬物文化の衰退などが一つの要因なのではないでしょうか
 
むかし野菜を食べているとアトピーは精神的要因で発症した人以外は必ず完治しております。今までで完治までで一番長い方は5年でしたが、最短で完治された子供さんは6か月でした。
末期癌の宣告を受けた方はその後10年間生き、82歳で天寿を全うされました。
これは少し自慢してよい話ですが、不妊で悩んでいた方で私の記憶では12人の方が子供さんを授かりました。うち一人は私の次女です。
医者から子供はできないと言われ、強度のアトピー持ちでしたが、今は3人の子持ちです。第一子ができた時は私に抱きついてきました。
念のために申し上げておきますが、野菜は薬ではありません。医食同源なのであり、健全な食はそれこそ天が与えてくれた生命の自己治癒(再生)能力を維持してくれているのです。
私が有機肥料栽培から草木による低窒素栽培(土つくり農業)に切り替えたのは、生命が持つ自己治癒能力を高める農業が自然栽培ではないかと考えたからです。
少し長くなりましたが、健全な食とは何かを考えるきっかけとなれば幸いです。

草木を使う自然栽培の市場啓発・啓蒙活動

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草木を使う自然栽培の市場啓発・啓蒙

 

「草木堆肥を使った自然栽培の市場啓発・啓蒙活動」
当農園の方針は「来る人拒まず、去る人追わず」カムカムエブリボディです。

銀行を54歳で退職し有機栽培によって地域農業を活性化できないかと考え農業の途へ入りました。
ところが、除草剤・農薬・抗生物質などが入った蓄糞などの有機肥料中心の栽培方法に疑問を感じ始め、草木などの自然物を使う自然栽培、つまりは土作りの農法に切り替えました。
土を育て、野菜を育て、後継者を育てているうちに、道半ばですが、ようやく健全で栄養価の高い美味しい野菜作りに辿り着きました。
実に安易な発想で始めた農業でしたが、次第に日本の先人達の農業の奥の深さに魅入られていきました。
 
ここでこの草木を使った自然栽培の難しさと大きな壁を実感し始めました。
 
一人でやっているうちは良いのですが、後進の人達に教えながらこの農法を進めていると、あまりにも労力と手間が掛ることで、特別の有機農業と言うことになってしまいます。
世の中は手間と労力を惜しむスマート農業や儲かる農業の時代のようです。
よほど強固な意思力が無いと続けられないのです。特に今世代の若者たちはそのようです。
この農法を広げたり、他の農業者と組んでグループ化を図ろうとしてもこの労力の掛る特別の農法を他の農業者はしようとはしません。
同一性の美味しく栄養価の高い農産物が揃わなくなります。
それでは他の農業者を結集し、グループ化はできません。
これでは有機農産物による地域活性化は残念せざるを得ませんし、農法後継者育成が難しくなってきたことです。
それが一つ目の壁です。
 
日本と言う小国はダッチロールを繰り返しており、国のビジョンを描けておりません。
生産・製造と言う唯一の強みを衰えさせる方向に動いております。
しかも、生産・製造能力を育てる人材の育成とは真逆な方向へ舵を切り始めております。
国民に投機を勧め、マネーゲームを促しており、智恵を絞り創意工夫や自己研鑽を繰り返すことなどの汗を流して働くことを軽視する方向に動くなど、論外です。
生産・製造能力が衰えた国は亡ぶしかないのです。第三次産業の発展は一次・二次産業が健全な状態であって初めて機能するのです。
消費者は先行き不安を抱えており、安近短に走り、自己中心になってきており、心のゆとりや余裕を無くしつつあります。
そのような環境では少しでも安いものを選び、安全性健全性や美味しさなどの良質な農産物を選ぼうとされる消費者が減少してきております。
少しでもより安全で健全な農産物を作ろうとする農業者の努力を忖度してはくれません。
高いものにはその理由があり、安いものにもそれなりの訳があるのが・・・
これが第二の壁です。
 

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スタッフ全員での植え込み作業


一つ目の壁はこのように考えています。
現在、私を除いて3人の男子がおります。一人は4年目の男子です。
彼はかねてよりお米作りの願望がありました。
農園では穀類生産に力を入れており、自然栽培米を中心にして各種麦・大豆生産の中心にしようとしています。
不耕起・深水管理と言う農法で無肥料・無農薬栽培を実践しており、消費者の方から多くの支持を得ており、手ごたえを感じています。特定の消費者への販売であり、毎日欠かせない主食ですからリーズナブルな価格設定をしております。
他の二人は50代になって農園を訪ねてきました。人生で様々な経験を積んでおり、野菜中心の農園主に育てようと思っております。
今、農園の畑作業の中核にいるのがパートさん達です。彼女たちは午前中だけの勤務です。
かなりな戦力となってきており、農園主3人の畑をくるくると回り、サポートしてくれています。
この他に、外部の独立した農園主が3人おり、それぞれ特異な農産物をむかし野菜へ持ち込みます。
出荷作業や加工品製造は私の家族たちの仕事です。
私が目指したグループ農業は彼らたちが生産の主役であり、それぞれに役割があり、皆で共同作業を行う「結いの精神」を持ったこの邑の住人です。
彼らにも生活があり、この邑で生産された農産物を支持して頂ける消費者が増えていくこと、美味しいね!この野菜達で健康でいられますと言っていただけることが彼らの誇りと支えになっているのです。
私は有機農産物による地域再生を諦めたわけではありませんが、この邑が農業再生への橋頭保となることを選びました。
 
大分にもむかし野菜の邑の名前が知られてきたのか、最近になって、奥さまやご夫婦での農業実習(体験では無く)希望の方が増えてきました。
ほぼ一日、弁当持参の上、我々と同じ仕事をします。もちろん慣れないことと、農業を知らないために、手取り足取りの指導を交えての交流となり、大変に手間が掛かり、自分の仕事が進みません。それでもこの市場啓発・啓蒙活動をし続けることが価値観を共有できる仲間達を広げるためには不可欠なのです。

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じゃがいもの収穫体験
堀り残しが出るのでは無いか?あまり楽しんではくれないのではないかなどと心配していましたが、意外にしっかりと掘っていただき、後で皆様にお聞きしたところ、重労働で、ジャガイモがどのようになっているのか、知ることができて面白かったと、高評価でした。子供さん達は一言。「楽しい!」でした。家に帰っても数日間は農園の話をしていますとのことでした。ただ一つ心配なことは親御さんがレクレーション感覚だけで家族と一緒に来ているのではないかと言うことです。食育を本当に学ぶべきは親御さんなのかもしれません。


二つ目の壁は生産者の育成と同じようにもう一方の仲間でもある価値観を共有できる消費者を育てることが私の仕事だと考えております。自然循環農業の主役はその消費者なのです。
野菜を取り始めて間もない若い主婦の方から様々なクレームが寄せられてくることもあります。「葉野菜が多く(実は大根葉も人参葉も葉野菜です)余ってしまい困ります」
あるいは、「セロリは嫌いです。入れないでください」さらには、「漬け物は食べる習慣が無いのです」などなどです。
その都度、中華風炒め物のレシピを教えたり、人参葉の掻き揚げを教えたり、葉先まで使い切るセロリ炒飯を教えたりしているうちに、3ヶ月もすると、パタッとクレームが来なくなりました。止めてしまうのかな!と思っていると、ある日、感謝のメールが届きました。
彼女は典型的な一般消費者でしたが、野菜達を食べている(正確には調理している)うちに目覚めてしまったようです。価値観の共有ができたのです。
それ故、カムカムエブリボディなのです。
欧州のオーガニック農場では、農園にお客様が毎週訪れているそうです。
農園主に混じって多くの消費者が農業に勤しんでいる。農場の一角でみんなお昼の食事をそこで採れた農産物で楽しんでいるようです。誰が農園主なのか分からないそうです。
欧州では生産者と消費者のグループ化ができているのです。
そうすると、その農園がどのような野菜作りをしているのか体感できます。日本のように本音と建前が分離してしまうことは起こりにくいですね。
当農園もSNSやホームページで消費者へ呼びかけ、ご家族での農園体験会を年に数回行っています。
人数は少ないですが価値観を共有できる消費者達との出会いを重ねるうちに、この新たな仲間達を広げていかねばならない。この先人達の残した叡智を未来へと繋いでいかねばと思うようになりました。 

家庭でできる草木堆肥の体験会開催!

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家庭でできる草木堆肥の体験会開催!

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自然栽培を学ぼう!(家庭菜園での草木堆肥作り)
                                 (株)むかし野菜の邑
 
農業をしてみたい!家庭菜園で健全な野菜作りをしたい!ベランダのプランターでの野菜作り!
自然栽培とは何?などの思いをお持ちの方は多いようです。
「家族で食べる野菜はせめて化学肥料や農薬を使わず無肥料で作ってみたい」これが自然農と言われているもので、消費者の誤解を生んでおり、野菜が思うようにできず諦めてしまいます。
むかし野菜の邑では最初は林や公園で葉っぱを集め除草した草を溜め、フォークで草木を積み上げ、足で踏み固め、堆肥を作っていました。これを踏み込み堆肥と言います。
皆様には草木堆肥を使った土を育てる自然栽培を知って頂きたいと考えております。
健全で栄養価に富んだ美味しい野菜作りを学んで、ご自身の健康を守ってください。
 
1.日時   11月7日(土曜日)朝10時開始~12時頃終了
2.場所   むかし野菜の邑の堆肥場; 大分市野田(博愛病人と隣接)
3.料金は無料; 自然栽培の啓発啓蒙活動を行っております。
4.お申し込みはむかし野菜の邑メール・ファックス・ラインでお願いいた
  します。
 
当日は手袋持参、作業ができる服装でお越しください。
プランターでの栽培をご希望の方はプランターと市販、若しくは畑の土を入れてお持ちください。
農園で作った草木堆肥を差し上げます。その後も継続してフォロー致します。
尚、当日は農園マルシェを9時半から開催しております。
よろしかったらピザ・コロッケ・野菜饅頭・焼き菓子パン類などもあります。勿論野菜もあります。
 

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PS。 農園体験会開催の.予告
11月28日には長い間お休みしていた農園体験会を催します。
事前予約も受け付けます。その際、教えてもらいたいことや体験したい内容があればお知らせ下さい。
詳細は後日お知らせいたしますが、収穫体験の他、植え込み・種蒔き・畑作りなどを考えております。

 

農園日誌「実りの秋10月」―(秋冬野菜の播種の季節)

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農園日誌「実りの秋10月」―(秋冬野菜の播種の季節)

 
 

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久住山系の秋(三股山)
久住山は私の散策コースであり、仕事に疲れたら孫達を誘って山歩きをしています。不思議なもので足腰が弱っているはずなのに、山道に入ると山の足になっています。


9月の後半からようやく秋を感じる季節になり、本格的な秋冬野菜(葉物類・蕪類)の直播が始まります。実りの秋と呼べる季節は短く、秋冬野菜の多くがこの時季に集中します。
9~10月は直播野菜である人参・大根・葉物・蕪などは二週間間隔で、4~5段階に分けて種を蒔き続けます。一畝でおよそ二週間分の300名の定期購入や直販のお客様に行き渡る野菜の量ができます。
この時季、課題となるのがいまだに頑張っている夏野菜と競合してしまい、夏と冬の野菜による畑の陣取り合戦になり、畑が足りなくなることです。
この時季、特筆すべきことは、晩秋の茄子・ピーマン系野菜が一番美味しくなることです。
野菜の旬は実は4回あるのです。「走り旬」の野菜はまだ青臭く旨味は乗っていませんが、日本人はせっかちなのか、走り旬のことを「旬」と感じておられる人が多いようです。
「中旬(9~10月)」の野菜は夏野菜の最盛期となります。

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白菜・キャベツ・ブロッコリー・レタス系等は9月中旬頃から第一陣を定植します。
8月の終わりころから育苗トレイに種を蒔き始め、暑さで失敗しても繰り返し諦めずに種を蒔き続けます。そのうち、成功するものも出ます。
毎月二回、2~3週間間隔で種を蒔き、9~11月まで種蒔きは続きます。
その間、水やりは一日間隔で行います。種を蒔いてから本葉が出始め、密集する前にポットに移し替えます。
ポット苗は日陰で養生しながら、しっかりと立ってきたら太陽に充ててやります。強い日差しを受けますので水やりは欠かせません。ただ、あまりにも頻繁に水やりを行うと腐ってしまいますので注意してください。子育てと一緒であまりにも可愛がり過ぎるのはひ弱な子供(野菜)ができてしまいます。自然の中では毎日雨は降りません。
定植に耐えられるようになったら、露地に定植していきます。
その間、弱い苗は萎れたり痛んでしまいますので、ポット苗を使うやり方は強い苗だけ定植できますので、手間はかかりますが、露地に移してから成長せず、畑が開いてしまうよりはるかに効率的なのです。秋は素早く去ってしまいますので時間は取り戻せません。
 
9月はまだ真夏ですから、暑過ぎてこれらの野菜は定植時期がどうしても遅くなり、白菜・キャベツなどの収穫は12月に入ってから、ブロッコリーは1月頃の出荷になってしまいます。このように実りの秋は短く慌ただしい季節となります。
 

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甘藍系のポット苗はやや深めに、葉の柔らかいレタス系はフラット若しくはやや浅めに植え込みます。手で穴を掘ってポット苗を落とし込むという感覚です。定植する際、水をたっぷりと与えていると活着が良くなります。雨が降る直前に定植や種蒔きを行うと水遣りを省くことができます。

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「健全な美味しい野菜作り」(草木を使った家庭菜園)

 

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茄子を選定していたら虹が!


「健全な美味しい野菜作り」

(草木を使った家庭菜園を目指して)
最近、むかし野菜の邑では、農業体験・研修を希望される方が増えている。
大半の方はどのように野菜が作られているのかに興味があるだけかもしれませんし、農業に癒しを求めているだけかもしれません。
その背景にあるのは、資本主義経済のグローバル化が進むことによって国家間の紛争や諍いが絶えませんし、物価高騰は世界的な傾向となっており、日本の将来も、進むべき道も見えません。漠然とした社会への不安や閉塞感の中で、農業に関心を持つ人が出てきているのかもしれません。
 
ただ、日本の農業は衰退から農地承継者が居ないと言う消滅危機に移りつつあります。
現状、消費者は農産物や野菜などは農協を含めた大型流通に頼らざるを得ません。
日本国民は除草剤・残留農薬・ポストハーベスト・遺伝子組み換えなど危険な輸入農産物を食べさせられていることをまたはその状況を、消費者は知ろうともしていません。
国や報道が国民に知らせていないからか、少なくとも自分たちが食べている農産物に興味を抱くことは大切です。
そのような農産物環境の中で、農業にあるいは、家庭菜園に興味を感じておられる方が出始めているのかもしれません。
 
農薬や化学肥料に頼らない野菜作りを目指している方も多くなっているようですが、家庭菜園や小規模菜園であっても何から始めたら良いのか、どうしたら良いのかわからない方が多いでしょう。
先ずは、土つくり・畝立てから始めますが、最初にぶつかる疑問は肥料はどうするのかと言うことです。一年目は何とかなっても二年目は野菜が思うようには育ちません。土が育っていないからです。
 
草木には、小動物・微生物・菌類・バクテリアなどが棲んでおり、土中に施すと彼らの餌となり、繁殖しながら土を育てているのです。同時に葉っぱはミネラル分を多く含んでいますので、土壌にミネラルを補給していることになります。
そこで最初は草や葉っぱを利用して土を育てながら、化学肥料のお世話になり、楽しみながら試行錯誤の連続と工夫しながらの小規模な家庭菜園から始められる方が良いでしょう。
 

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農園では剪定枝を破砕しています。草木堆肥の主原料となります。
破砕屑と葉っぱには膨大な微生物・菌類が棲み、土を耕し、
畑に生命に必要なミネラル分をもたらしてくれます。


(草木堆肥と化学肥料の併用)
当農園では肥料栽培をせず草木堆肥施肥による低窒素栽培を行っており、大量に草木堆肥が必要になります。
小規模あるいは、家庭菜園では草や葉っぱを大量には集められませんし、剪定枝を破砕する機械や堆肥を積み上げるタイヤショベルもありません。
 
そこで、先ず、畑周辺の草を刈り、除草した草も堆肥材料ですので一か所に集めておきます。
次に公園などの落ち葉を集めます。木は地中深く根を張り、土壌に含まれているミネラル分を多く含んでいます。
それらに園芸店に売っている乾燥牛糞・鶏糞などを購入し、それらの材料を混ぜ合わせ、水を加えて厚いビニールを被せておきます。
ある程度しんなりとしてきたら、それらをフォークを使って高さ50センチに積み上げ、水分を十分に補給してからビニールを被せておきます。
一か月ほど置き、それらをフォークで水を加えながら切り返します。
2~3か月したら、草木堆肥らしきものができていますので、土に施肥し、三又鍬で土に混ぜ合わせます。これが元肥と言うものです。
その中にはミネラル分があり、バクテリア・菌類・微生物・小動物が棲んでおり、長い時間を掛けて土を育ててくれます。草木堆肥を常に作り続け土を育てるのです。
当農園では最低3年、そして5年と経過しているうちに野菜が美味しくなってきます。
(20年間以上それを続けているのがむかし野菜の畑です)
尚、広い畑をお持ちの方は土が育つまでの3年間、さつまいもと大豆を育てるのも良いでしょう。
さつまいもは根ですから、肥料は使いません。窒素分を多くやると葉や蔓ばかりが育ち、根は発育しません。大豆は根粒バクテリアが付き空気中から窒素分を取り込みますので、窒素肥料は要りません。ただ、ミネラル分は必要ですので草木は加えてください。 
それ以外の野菜は土が育つまでかなりの時間を要しますし、その間やはり野菜を収穫したいですから、化学肥料のお世話になるしかないと思います。
化学肥料は大量に使わなければ野菜に害(硝酸態窒素増加=毒)は少ないです。
 

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竹べらで畝に筋を引きます。


(筋蒔き)
葉物・大根・人参などは竹べらを使い、畝に10~15センチ間隔で3~5センチ幅の筋を引きます。
葉物は親指・人差し指・中指で摘まみ、回すようにして種をばらまきます。
大根・人参は5センチほどの間隔を空けて一粒ずつ種を置くようにしていきます。
その上に土を被せますが、被土が厚くならないようにしてください。発芽しなくなります。
農業本には、「この野菜は点蒔き(あるいは筋蒔き)をしてある程度成長したら、成長の遅い小さな苗を間引き、苗の間隔を10㎝程度に空けます」などとあります。
これだと、間引き手間がかかり過ぎることと、個体の数量が著しく減り収量も上がらない。
しかも害虫が数少ない個体に群がりますので、害虫多発時季には3~4日毎に農薬を散布しないと野菜は数日で網目状になります。
気候の変化や害虫などによるリスク軽減のため野菜同士を競い合わせる群体での密集栽培は有効なのです。密集植えされた野菜は競争し合って大きく育とうとします。
成長したら、大きな野菜から収穫を始めます。すると、二番目に大きい野菜が育ってきます。それを繰り返しながら一つの畝で数回収穫を行います。つまり、大きい野菜から順に間引いていくと言う感覚です。これを間引き出荷と称しており、収穫量は3倍になります。
 

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人参の種を筋の中に千鳥蒔きします。こうすると狭い畑でも多くの野菜を植えることができます。
大根はこれより広く蒔きます。大根の大きさを考えてください。
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大体、こんな感じです。
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種を蒔き終えたら手で土を被覆します。根の直径と同じ程度の厚さにします。


成長過程では雑草と野菜が密集してきます。野菜より雑草の勢いが強く、太陽の光が当たり難く、風も通り難くなり、蒸れ易くなりますので、草取り作業は2~3回は行います。
野菜がある程度大きく育ってきたら、今度は野菜が雑草の生長を防いでくれます。
高密度栽培は、季節によって種の播き方が変わります。湿気が多く蒸れの起こりやすい時季
は種を少なめに蒔き、共倒れを防ぎます。
(多くの農家は除草作業に大変な労力が掛かるため除草剤を使いますが、自然栽培では当然に除草剤は使いません)

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葉物の場合はこんな感じの密集蒔きをします。


密集栽培
密集栽培の場合、より大きく育った野菜から収穫を始めます。一通り収穫を終えたら、
次に大きく育った野菜を収穫し、それを繰り返し、一つの畝で概ね3~4回は収穫できます。
除草はまだ苗が幼い段階で一回目の草取りを行います。筋蒔きですから筋の間のまだ小さな草を掻き取ります。作業も楽です。苗が育ち大きく葉を拡げてきますと、その陰では雑草が育ちにくくなり、手間も省けます。