2020.2.26(水曜日)晴れ、最高温度14度、最低温度6度

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              剪定枝の破砕作業

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           小枝と葉っぱを選り分けている処

当農園では、化学肥料や畜糞を肥料として圃場に撒く代わりに、草木堆肥を撒いている。その堆肥を作る作業に膨大な労力を要する。

写真は造園会社が持ち込んでくる剪定枝を大枝は破砕し、小枝は葉っぱと選り分けて

いる作業風景です。葉っぱと破砕屑が堆肥の原料となる。

木には、計測不能なほどの微生物と放線菌が棲んでいる。草と繁殖牛の牛糞と混ぜ合わせ、2メートルの高さに積み上げる。

2日ほど経過すると、微生物と放線菌が有機物を餌として増殖してくる。これが発酵と言う現象です。高速で分裂増殖するために、発酵熱が出る。

この堆肥作り作業を一ヶ月に2回ほど行っている。

他の農家と比べると余計な作業が必要となるが、その分、野菜は健全で美味しくなるのです。

 

2020.2.23 健全な食を求めて!

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農園では草木堆肥を作るにあたって繁殖牛の牛糞を発酵促進剤として20%ほど草や葉っぱ・剪定屑に混ぜて堆肥を作っている。肥えてしまえば、子供を産まなくなってしまうため繁殖牛の主たる飼料は、配合飼料では無く草を食べさせている。
それに対して、肥育牛はアメリカ産の配合飼料を餌として与えている。それは養鶏・養豚でも同じです。
その配合飼料には、遺伝子組み換えの穀類(除草剤を吸い込んでも枯れない遺伝子が組み込まれている)が主原料となっており、さらに、病気や菌の増殖を抑えるために抗生物質が大量に入っている。抗生物質は皆様ご存じのように菌類を殺すことがその役割です。
本来、有機栽培(自然栽培も同じ)は土壌に微生物や放線菌を(有機物を餌として)増殖させて土を育てて行くものです。→自然循環農業
この除草剤と抗生物質の含まれた畜糞を畑に施肥すると、当然に微生物や放線菌は圃場では生きていくことが出来ません。故に、当農園では、繁殖(放牧)牛の牛糞しか使わないのです。
しかも、草木と一緒に発酵させておりますから、発酵途上に土着菌によって、多少混じり込んだ化学合成物質は分解されます。野菜を植え込む度に、計測不能な種類の微生物・放線菌が草木と一緒に圃場に補給され続けられるために、土壌は自然の浄化機能(自然循環)を保ち続けております。
そのため、当農園の圃場の土は微生物・放線菌が棲み付き、ほかほかとしております。気温が上がり、雨が降ったりすると、キノコ類が顔を出します。むかしの農家では、畑にキノコ類が生えてくる土が最高と言われてきました。

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さらに怖いのは、肥育ホルモン剤の使用です。
週刊誌である女性セブンにこの肥育ホルモン剤のことが掲載された。(2020.2.27号)
近年日本の農業にも成長ホルモンが使われております。真っ直ぐな胡瓜・丸々と大きくなった梨などなど、成長ホルモン剤が使われている可能性が高い。
かって、肥大したスイカが大きな問題になったことがありました。
アメリカでは牛肉の消費量が半減しているそうです。その理由はアメリカでは育牛に肥育ホルモン剤を使用しているからです。子供さんのお乳が急に発育しだしたり、女児の生理が早くなったりと明らかに異常な影響が出ているようです。アメリカの知識人達は肥育ホルモン剤投与の牛肉は決してそれを食べないし、欧州ではアメリカ産の牛肉は発がん性物質等の理由にて輸入禁止となっております。
アメリカとの農産物関税の撤廃が進んでいる中、アメリカで消費が少なくなった牛肉が大挙して日本の消費者に回されているのです。
肥育ホルモン剤の使用は日本では認めていないにも拘わらず、それを使いたい放題に使用しているアメリカ産の牛肉は解禁している。アメリカ大統領トランプの圧力に屈した結果としか言い様がない。
ちなみに、肥育ホルモン剤の禁止成分の表示が為されていない国は世界でも日本しか無いのです。

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日本の消費者の方は、もっと「食の安全性」に関心を持つ必要があるのではないでしょうか?
自らの健康は自分で守るしか無い時代に入っていることをもっと認識しておいたほうが良いと思います。
食の安全性は、日本の男社会では「忖度」社会となっており、余り語られることもありません。家族の健康を守っている女性が厳しい目を向けるべきだと思います。
日本の政治はそのようなことも全てクローズしており、又、現在の日本の報道は自粛されておりますから、消費者へは真実が伝わりにくくなっております。日本は今では世界の中でも食の安全性劣等国になっております。日本人は世界のモルモットになっているのです。念のために・・・

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