農園日誌

22.10.2(土曜日)曇り
 
今日は農園の定休日。いつものように朝飯前に一人畑に向かう。
昨日トラクターを入れた畑に畝立て作業をする。二畝作る。
5番の畑は長く草木堆肥暦2年の畑であり、開墾する前が竹や蔓に
覆われていたため今でも底には竹の根が残る。鍬で切りながら起こす。
まだまだ土が重たく、肌理が細かく土の団粒化が今一つ。
一畝には漬物用の久住・大分高菜、からし菜・わさび菜・ターサイを蒔く。
休みにもかかわらず、うちの啓子さんが手伝ってくれ、感謝感謝。
朝食後、もう一つの畝に、ブロッコリーの苗を植え込む。ポット苗がハウスにあふれている。早く植え込む畝を作らねば・・・2番の畑では茄子が密集し、剪定もせねば。
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手前が剪定後、先の方が剪定前。わかり難いか・・・
とにかくこれで秋茄子にどうにか間に合ってくれるかな?
 
(野菜の話)
茄子は従来夏の野菜と言われてきたが、ここ、大分ではあまりの酷暑のため、
露地栽培では8月中旬~9月が旬になっております。
「秋茄子は嫁に食わすな」と言われるほど美味しく・・・今では死語かな?
これからの茄子は、小さく、見てくれも悪くなりますが一段と美味しくなります。
さらに「落ち茄子」という農家で珍味として食べられてきた「成長が遅く一段と小さく
こじんまりとした実」が10月下旬から霜が降りるまでの間、成ります。
同時にトマト・万願寺とうがらし・ピーマンなどの夏野菜達もこの時期は最後の力を振り絞って実を付けます。
ついでに野菜の旬について、一言。
「走り旬」・・・出始めの野菜は青臭く味香りも薄い。市場で出回っている野菜の
 ほとんどがこの走り旬の野菜。
「中旬」・・・葉や実などがしっかりとして味が調う時期。完熟一歩手前の野菜。
「終わり旬」・・・完熟して味香りは濃く、旨い野菜。
「落ち旬」・・・嫁に食わすなの野菜。味は濃厚。皮はやや硬く見てくれは悪い。
 
剪定作業中に、諫早のL&Lホテルセンリューのシェフから電話があり、以前から
当農園の野菜を福岡のジョルジュマルソーで食べてみたが、味が強く当ホテルで
使ってみたいとのこと。
ジョルジュの小西オーナーシェフから前日電話がありましたが、小西さん一生懸命頑張っている人達は皆どこかでつながっていますよ!
 
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気候が良くなり、サラダ系野菜達も元気に育ってきた。2~3週間で出荷ができる
かな。皆さんも待っている9種類のサラダセット野菜群です。(2番の畑)
 
先日、久住に孫たちを連れて最後の夏を探しに行ってきました。
久住はもう秋でした。
 
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