農園日誌ー衣替えの季節

25.9.20(金曜日)晴れ、最高温度30度、最低温度23度
 
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          初秋、野田の里の風景、まんじゅしゃげは7分咲き
 
この季節は胡瓜やトマトなどの初夏野菜が終わり始め、万願寺・伏見とうがらし
パプリカ・ピーマン・茄子などの晩夏野菜が、秋の色合いが深まるに連れ、成長が
鈍化し、次第に勢いを失いつつある。
とは言っても、これらの晩夏野菜達は、ゆっくりと成長するために、全体的に丸く
小さくなってきており、そのために、味が乗って一段と美味しくなるのも丁度、この
時季から。秋茄子を代表とする落ち野菜(嫁に食わすな!と言われていた)群。
見栄えは悪いが、実は熟れて味・旨みが強くなる。(糖質・ビタミンが豊富)
 
通常、慣行野菜の旬野菜と言われているものは、ほとんどが走り旬野菜であり、
むかし野菜の基準で言うならば、「まだ、青い」。味も香りも薄く、青臭い匂いが
する野菜となる。
慣行野菜の場合は、土中に窒素分が多く、水を多くやり、成長を促す。
勢いが付いたところで、即、出荷となる。野菜の内部にはデンプンや炭水化物が
一杯。そのため、味香りも少なく、青臭い味がする。成長途上であるがために、
勢いがあり、見栄えはきれい。これをマーケットは良品とする。
 
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セロリを植え込んだ
畑。
種蒔きはサラダセット
サラダ蕪など、
 
右端に落ち茄子が
まだ頑張っている。
 
農園の夕暮れの風景
ようやく水遣りを終え、
ホッと一息し、しばし
眺める。
 
むかしの農家では、野菜をその時季によって呼び方が変わる。
 
走り旬→中旬→終わり旬→落ち野菜
 
マーケットではこの走り旬かせいぜい中旬が良品と成り、リスクの高い終わり旬
以降は野菜ではないということになる。(見え形が悪くなり、完熟するためにリスク
が高くなる。又、種が硬くなったり、不揃いで変形しやすくなる)
 
当農園では、走り旬は出荷時季ではなく、中旬以降からの出荷とする。リスクは
高くなるが、栄養価が高くなり、なにより、美味しくなるから。
 
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何回かの失敗の後、ようやく
成長できそうな状態まで
育った葉野菜達。
 
 
虫の害(全滅すること多い)
 
日照りによる日焼け。
 
水不足により萎れる。
 
今年は特にひどくさすがに
猛暑の夏であった。
 
 
明日は、宇佐市に住む長女のところの「はると君」幼稚園の運動会、
彼が「来てね!」という呼びかけに家族全員で出かけることになっているらしい。
孫も含めると総勢9名が押しかけるようだ。
皆、弁当持ち回りの大忙しとなっている。
次週は「ひなた」の、再来週は「かおる・「かける」の保育園の運動会とこの秋は
随分と忙しい。畑はどうなるのか!
帰ってからの水遣り作業がまた、大変になる予感。
 
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