むかし野菜の四季ーPART2ー体感型生産観光農園始動開始

2023.9.24(日)晴れ、最高温度29度、最低温度23度

               秋の種蒔き(大根)

 

二回目の大根の種を蒔きました。

第一陣は暑さのために2/3が溶けてしまいました。

今日明日は秋の風情が漂う気候でしたが、火曜日からはあのうだるような暑さが

戻ってくるようです。

本来ならばこの時季は秋野菜の定植・種蒔きの適期ですが、その多くは育ちません。

それでも繰り返し蒔き続けるしかないのです。

 

                セロリの定植

 

セロリの他に、芽キャベツを定植しました。明日からは白菜・そしてキャベツと

定植を試みます。上手くいけば良いですね。

これからは益々日本の四季が壊れていくようです。

 

美味しい野菜(旬菜)が無くなるー露地栽培野菜の衰退

最近、野菜を食べて味や香りを感じなくなったことに気がついた方はおられないで

しょうか?キャベツなのか白菜なのか分からない?葉野菜を食べても紙を食べて

いるような歯切れの悪さを感じる。

ピーマンが苦く元々苦いものだと思っている。胡瓜を食べても鼻に抜けるような

香りが無い。

いえ!それすら感じなくなっている等々の感覚を覚えたことは無いでしょうか?

その主な理由は過度な肥料栽培と温室栽培が多くなったからです。

実は、有機・無機を問わず肥料栽培やハウス栽培全盛の時代のアンチテーゼとして

うまれてきたのが自然栽培と言う農法なのです。

それは当然に露地栽培と言うことになります。

 

有機無機を問わず肥料を多投された野菜・ハウス栽培野菜は自然の厳しさに晒され

難いために、成長が早く、完熟しないまま出荷されるためデンプン質の多い野菜

となり、糖分・ビタミンが少なく、栄養価が乏しい。

急成長すると野菜は倒れないように筋を張り、歯切れの悪い野菜となります。

子供さんが野菜を嫌う一つの大きな要因となっています。いつまでも口に残り飲み

込むタイミングが分からないのです。特に、ハウス栽培は野菜本来の季節に育てら

れていない物も多く、野菜本来の味香りなどの美味しさが乏しくなります。

露地野菜は手が掛かり自然のリスクに晒され、成長が遅く美味しいにも拘わらず、

見てくれの悪さからか、流通や消費者から敬遠されるために価格も低く、安定せず、

露地栽培農家は減少の一途を辿っています。

このようにしてスーパーに並ぶ野菜は季節感が無くなり本来の季節野菜の美味しさを

失いつつあります。

 

                  秋南瓜

今年は10月頃まで夏が続きそうです。

そのため、例年以上に秋南瓜の定植量を増やしてみました。

南瓜以外にもインゲン豆・胡瓜・ズッキーニ・スナップエンドウなどにも挑戦

しています。これらはほとんどが初夏野菜達です。

 

                 四角豆

 

アフリカ原産の豆です。これからの異常気象にはこのような季節をずらした

栽培や上昇し続けるコインに対して適合できる野菜の種類に取り組んでいかねば

なりません。