農園日誌Ⅲーむかし野菜の四季

2021.2.11(木)晴れ、最高温度13度、最低温度2度

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                春白菜の定植

 2月、春野菜の種蒔き・定植作業が本格化しています。

この時季は三寒四温の季節。暖かくなったと思ったら、急に氷点下にまで下がる。

野菜も農家もおっかなびっくりで、どうしたものかと思い悩む季節です。

野菜は成長しようか、まだ寒が襲ってくるから、あまり葉を広げない方が良いか

躊躇しており、農人はビニールトンネルを張ろうか、不織布だけにしようかと

迷う季節であります。

それでも葉物野菜・蕪類・キャベツ・白菜・人参・大根・馬鈴薯と急ピッチで

植付け作業を行っております。

 

クラウドファンディング

 

 実は、3月頃から「失われた先人達の叡智ーむかし野菜の復活ー」と言う

タイトルで持続可能な農業として始めた自然循環農業の詳細を皆様へご紹介

する冊子の出版を行います。永年書き溜めた「農業日誌ブログ」を一冊の本に

纏めました。

冊子出版は、失われていった日本古来の農法を未来へ繋いで行きたいとの思い

から、後継者育成(募集)と広く全国の食の安全性を憂えて居られる消費者へ

の啓発を目的としたものです。

 

クラウドファンディングのお願い

(株)むかし野菜の邑・佐藤自然農園

お届けするもの;

・冊子「失われた先人達の叡智」―日本古来の有機農業の復活―

・自然栽培のお試し野菜と小麦粉及び自然農米のセット

 

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じゃがいもの花

 

農園開設以来18年間お客様へ直接販売をしてまいりましたが、むかし野菜を

説明するに当たり、先人達が行ってきた「むかしの農法」・「草木堆肥を使っ

た土作り」・「自然循環農業」のこと、「健全で栄養価に富んだ美味しい野菜

とは」など、いずれも一言では語れません。そのもどかしさをいつも感じてお

りました。

そのため10年間書き溜めてきたブログ「農園日誌」を一冊の本に致しました。

この冊子は、欧州のオーガニック農業のお手本となった日本古来の農業を現在

に復活させていく農園主の実践記録です。

○現在の有機野菜に疑問を抱き、日本の先人達の行ってきた土作りに行き着い

たこと。

○この野菜は、子供の頃食べたトマトや胡瓜の鼻に抜けるようなどこか懐かし

い甘い味香りがすること。

○自然循環農業に共鳴する生産者グループや後継者を育て、未来へ繋いで行

きたいこと。

○持続可能な農業を心出す農業現場から皆様へ安心で健全な農産物とは何かを

伝えたいこと。

 

クラウドファンディングでお預かりした大切なお金は、その本の出版費用に

充てさせて頂きます。

それに合わせて、「むかし野菜」・「自然栽培の穀類及びその加工品」をお

届け致しますので、是非試食して見てください。

 

冊子出版に先立ってお客様の一人である歌人俵万智様から、エールが送られ

てきました。その一部を紹介します。

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   仲間の一人である自然栽培の平野さんの梨園にて

  

ファンからのエール 俵万智歌人

ふだん私たちが考える「よい野菜」のイメージは「無農薬」「有機

「化学肥料不使用」といったところ。けれどそれらが、いかに漠然とした

イメージであるか、あまりアテにならない目印であるか、佐藤さんは穏や

かな口調で、けれどまことに論理的に語ってくれた。一例をあげると

「畜糞で育てるといっても、その家畜が何を食べて出した糞かが問題な

んです。遺伝子組み換えや化学肥料で育った飼料を食べていれば、当然

その影響は出ますよね」。なるほど。まして、その家畜に、病気になら

ないための薬や、成長を促すホルモン剤が投与されていたら、どうだろう。
 私たちの体は、食べるもので作られる。同じように野菜の体も、食べるもの

で作られる。野菜の食べ物とは、土に含まれるものだ。だから野菜作りは土づ

くりなのだ。土が素晴らしければ、おのずと野菜も素晴らしくなる。ー中略

私はお話を伺ううちに、子育てのことを連想していた。習い事や受験などで、

幼いころから栄養過多で育てられる子どもは、成長を急かされて筋ばっては

いないだろうか。怪我をするからと、あれも危険これも危険と、冒険から遠ざ

けられている子どもは、自然の菌との付き合いのない味気ない野菜のようにな

っていないだろうか。そして、ひとたび無菌状態が崩れたときに、あっという

まにやられてしまわないだろうか。(菌類との共生のこと)

 

 以下は小冊子の主な内容です。写真を入れて紹介しております。

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        いつも野菜達に癒やされております

 

失われた先人達の叡智―日本古来の有機農業の復活―

第一章 生きること

「農園を開く」「農園の創世記」「人との出会い」

第二章 自然栽培野菜とは

「草木堆肥の作り方」「土作り」完熟野菜にこだわる」

「ミツバチが飛ばない」健全な食を求めて!」

第三章 菌との共生

大量流通社会とは!」菌との共生(自然体の生き方)」

第四章 穀類の生産

「麦ものがたり」「むかしおやつ作り」

第五章 素材を活かした調理方法

「栄養価を逃がさない」「素材を活かす」「低窒素栽培野菜の簡単な調理」

最終章

「どのように生きる」

 

募集要領

(株)むかし野菜の邑  

募集金額    ;6,000円(一口)

お届けするもの ;「失われた先人達の叡智」冊子一冊・自然栽培のお試し

          野菜と小麦粉及び自然農米

執筆者     :むかし野菜の邑基幹農園 佐藤自然農園 代表 佐藤茂     

申し込み先   :佐藤自然農園ホームページ(メール欄をクリック)

(問い合わせ先) ホームページ sato-shizen-nouen.@yahoo.co.jp

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