農園日誌ー春よ!来い!早く来い!

25.1.24(木曜日)晴れ、最高温度10度、最低温度3度
 
イメージ 1
早春を告げる蝋梅の花が咲き始めた。待ち遠しい春はもうそこまで来ているか!
 
今日は久しぶりの暖かい晴れの日。このまま春が来てくれると良いのだが、明日か
はまた、寒い日々が続くとのこと。この寒さで腰の痛みはさらにひどくなっていく。
 
今日は5番の畑の草取り、びっしりと草に覆われた島らっきょの畝。娘たちと一緒に
ひたすら草を取るイメージ 2
根が10センチ以上張っている
雑草達。葱系は草に負ける。
寒くともこの時季に除草をして
おかねば春には草に覆われ
跡形もなく無くなっている。
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
野菜もこれだけ生命力が強ければ苦労はしない。
黒マルチを施すと除草の手間も無く地温が上がり
早く野菜ができるのだが、黒マルチは科学的には
外気と呼吸をしているが生物的な呼吸はしていない。そのためやはり美味しくない
さらに、多くの産業廃棄物を出すことにもなる。娘たちが居て本当に助かっている。
抱きしめてやりたいほどだが、それにはもう大きくなりすぎている。
 
自民党政権になってやはりというべきか、当然と言うべきか、昔の政治が蘇って
きたようだ。まるで太古の化石のように。
 
「円を増刷して円価を下げ、輸出企業が興隆して社員の給与が上がる。そして景気
回復する。デフレから脱却し、右肩上がりのインフレ=好景気になる」
もはや化石の経済学を持ち出している。
海外の競争に負けるような日本商品にもうその力はない。大企業は一時は潤って
企業体質の構造そのものを変えないと、今まで受けたダメージの補填に使うのが
ほとんどで、社員の給与が上がることは無い。
 
その反動で見捨てられる産業分野(特に農業などの一次産業)や地方及び弱者達。
弱者達を追い詰める消費税アップがそれに拍車をかける。
社会のセーフティネットは以前作られてもいないし、作ろうともしない。
 
おそらく社会の弱者達(農業者もその一つの代表かな)が今まで農業をしたことが
無い若者達も含めて結集し、従来の野菜の価値基準とは異なる美味しい野菜(=
栄養価の高い)という商品によりグループや新規事業を立ち上げることができない
ものか?やはり若者達の脱力感や無関心や無謙虚さがそれを妨げるのかな。
 
有機農業を目指す青年達に、「自分だけでできるのかね」と聞くと、「やれますよ」
と答える。そこには謙虚さも学ぼうとする姿勢も見えてこない。
社会の矛盾に接して「仕方がないですよね」と社会の仕組みに疑問が浮かばない。
謙虚さを失い、学ぶことさえ拒み、闘うことも放棄した若者達が寂しい。
雑草のしなやかさに学び、生きることへのたくましさを身につけて欲しいと願う。
 
イメージ 4
ここから成長が止まった
露地野菜達。
やはり今年は記録的な
寒さが続いているのか。
 
この野菜達も成りは小さ
いが、もう青年の域には
達している。
 
小さいまま完熟すると
成長力が止まり、凍て
つき、蒸らされると
腐るように落ちていく。
 
 
今年になってすでに8人の新規のお客様が生まれた。やはり関東の方が多く、数え
はいないが、五割強の方が関東在住になっているようだ。
最近の傾向は、放射能汚染の影響も少しはあるだろうが、アレルギーやアトピー
方や赤ちゃんの離乳食や母乳の安全のための申し込みが増えている。
食に対する関心が強まってきたことは良いことであり、健康はお金では買えないと
いうことをもっと重要に考えてくれることを願う。
当農園もなるべく多くの方々に食べて頂きたく、所得のそう高くない方にも公平に
無理の無いような価格帯で頑張ろうと思う。
 
イメージ 5
    一生懸命に自分の足で雪山に登ろうとする子供達、頑張れ!頑張れ!