農園日誌

25.1.15(火曜日)晴れ、最高温度8度、最低温度2度
 
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地面にへばりつくように育っている人参ー無トンネルの露地栽培ー生命力の偉大さ
 
2013年はどんな年になるのだろう。
相も変わらない官僚天国、それに振り回された民主党、そこと融合していく自民党
政権、事勿れの大手企業や世相、自立できない若者達、見て見ぬ振りの大人たち、
切り捨てられる弱小事業や弱者達、中国の宋の末期を髣髴させる世界の様相。
子供達に明るい未来はあるのか?先が見えない時代はそれでも進む。
 
産業育成や強い経済を目指すのは良いが、その大義名分によって省みられない
産業や地方は疲弊を繰り返す。個々の力が纏まったグループの力が求められて
いる。地域を支える産業が農林水産業であり、特に農業の自立(個々の自立)が
できない現状が気にかかる。
 
そうは言っていても何も進まない。評論家はもう要らない。実行あるのみと自分に
言い聞かせる。
今年は畑を広げて、(自分に重く負荷が圧し掛かるのは見えているが)大豆作り、
特に栄養価の高い黍や粟の栽培を草木堆肥で試みようと考えている。
そのための堆肥原料を年末から作り続けてきた。
 
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山のごとくあった選定枝は
全て破砕が完了。
 
草も秋草を集め、積み上げて
いる。
 
すっきりとした原料保管場所
この中に無限大の微生物うや
放線菌が棲んでいる。
いかにも美味しそうな草木
に見える。
 
 
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都合、三回でこの量な堆肥を
作り、ようやっと少し安心。
これでも二反(焼く600坪)分にしか
ならない。(7反分の堆肥が必要)
 
この程度の量を3月までに
三つ作らねば。
腰と相談しながらの作業となる。
(堆肥作りが一番の重労働)
今年は子供達にも手伝わせよう
と思い定める。
 
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一昨日は雨、今日は晴れ
久しぶりの晴間。
先日からトンネルをはぐり、
雨に当てた野菜達、
今日は風と太陽に・・
剥ぐってみたら、かなり傷んで
いる野菜も見られる。
寒に晒され、凍結し、トンネル
の中で暖められる。野菜にとっては過酷な状況。
小まめに剥いだり閉じたりを
もっとしてやらねばならない。
 
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葉が凍結し、白くなった青梗菜
この畝の小松菜・青梗菜
サラダセットの野菜達は
ほぼ全滅状態。
 
野菜は成長期には何とか
寒に耐えてくれるが、
完熟期に入ると、成長が
止まるため、凍結や蒸れに
は極めて弱くなる。
 
出荷直前にて全滅となる。
 
草木堆肥で育った野菜は、強いが、低窒素なため、緩やかに成長する。そのため、
長い期間凍結、解凍、蒸れなどを繰り返すことになり、長期間の寒が続くと、このよう
な悲劇が起こる。覚悟の上とは言え、この野菜不足の時季にと、暗くなってしまう。
 
このような状況は厳冬期にはしばしば起こり、すぐに思い直して次の作業へと向かう。
春が来ない冬は無い。
 
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