24.12.4(火曜日)晴れ、時折曇り、最高温度10度、最低温度5度
かなり冷え込んできた。
11~12月と記録的な寒さが
続いており、連日の冷たい雨に
悩まされる。
今日は野菜の成長が心配で、
全員でビニールトンネルを
10枚張った。
これから毎日張り続け、
12月中旬頃は真っ白な世界に
変わっていることだろう。
葉野菜もまだポットに残ったまま
時季を逸したら日の目を
見ないままになってしまう。
「年末年始のお知らせ」
今年は12月28日(金曜日)を最後とさせていただきます。年始は1月7日(月曜日)
から始めさせていただきます。
12月の第二週と第三週にはお餅を送ります。
椎茸生産農家の田北農園が毎年この時期にお餅を突きますので、それに便乗した形
です。(田舎ではこの時季、祭りや正月の餅を突く)
今年も気候変動の中、色々な苦労や工夫により、又、皆様のご支援もあり、何とか
野菜の出荷ができましたことをお礼申し上げます。
佐藤自然農園、佐藤雄二農園、二宮農園、平野農園、田北農園一同、感謝して
おります。
ある日の出荷風景
こうして見ると野菜は様々な
表情をその季節、その時季に
見せてくれる。
毎年同じように野菜を育てて
いてもできばえも含め、
いつも違う。
そして、露地栽培でできたもの
は、虫食いの跡などに関わらず一様に皆きれい。
忙しい出荷作業中に、しばし
見とれてしまう。
会社を退職され、一念発起農業を目指された方)が由布市のブランド推進課の尽力で
草木堆肥による野菜作りのための草木堆肥作りに参加して頂いた。
由布市は三町合併で出来た市のせいか、まとまりに欠け、方針が定まらず、ここでの
美味しい野菜作りのグループ化を諦めかかっていたが、一人でもそのような方が
やる気を出して頂いたことがうれしい。
(農協の畜産センターを使って、数人で剪定枝の破砕作業や草木堆肥作りを行った)
ハウス栽培ではあるが、私達の野菜にアスパラが加わることができれば、又一つ、
色が加わり、消費者の方々に喜んで頂けると期待している。(草木堆肥のみ使用)
アスパラは多年草もので、一度植えると、そこは他の野菜が生産できなくなる。
当農園としては年間100種類以上の野菜を作らねばならず、畑が、それもかなり広い
面積が固定されると厳しい。一度レストランの要望で作ってみたものの、美味しい
との評価ではあったが、そういう理由で、惜しまれながら廃棄してしまった経緯がある。
東京坐来(県のアンテナショップ)でのむかし野菜のお披露目会や大分市内での
「美味しい野菜=むかし野菜」の成長の仕組みなどのセミナー開催など行って
みたい試みは、残念ながら、佐藤自然農園だけの生産量ではとてもおぼつかない。
それこそ既存のお客様に迷惑をかけることになる。今でも一農家での野菜の生産量
の限界に、時として悩んでいるのに。
少なくとも二三人の賛同者=同行者がいれば、むかし野菜グループができるのに、と
思わざるを得ない。
この地域の方々は協業という理念がないことに歯がゆささえ覚える。大分の地域性
だとは思っても、むかしの結の精神は遠い過去に忘れ去られてしまったのか、自分
さえよければという考え方では、逆に自己の尊厳や独立自尊もできなくなるのに・・・
人間は自然(=社会)の中でしか生きられないのに・・・