農園日誌ー秋が駆け足で

24.10.12(金曜日)晴れ 最高温度24度、最低温度15度
 
イメージ 1
秋の運動会、ジージは皆勤賞!この二人、寄ればけんかなのに、ここではいつも一緒
 
イメージ 2長男、かけるも飛び入り参加
 
 
 
こちらは少し歩けるようになったが、這い這いのほうが早くて、
ついつい!猛スピードで!
主賓席の前を我が物顔に!
 
駆け抜け(這い)ました。
 
 
 
 
 
朝晩が寒さを感じるようになり、急速に秋が深まっているのがわかります。
そのせいか、元来、春の作物であるズッキーニやいんげん豆の成長がゆっくりとなり、
結実するか、妖しくなってきました。おそらくズッキーニは無理でしょう。
そのかわり、下記写真のじゃがいもはこのシーズンにぴったりと合っているようだ。
 
 
イメージ 3土寄せされたじゃがいもの畝
一週間でこんなに成長しました
 
やはり、中耕すると酸素が入り
根が急発育し、あっと言う間に
大きくなりました。
秋じゃがいもは土寄せすると
約一ヶ月でもう出荷となる。
 
気候が一番適しているのでしょうか?
 
 
 
 
イメージ 4
隣の黒大豆
 
出荷間近ですが、今年は堆肥が多かったのか、植え込み時季が早かったのか、葉が茂りすぎて、結実が悪い。
 
本当に大豆作りは難しい。
ちょっと後に植え込んだものは
わりと実が付いているのに!
 
黒大豆の枝豆として出荷予定
ファンが多くなってきた。
 
(関東のミセスSの献立)
 
イメージ 5
「しょうがご飯」
 
塩水で軽く塩漬けした金時生姜を刻んで炊きたてごはんに混ぜ込んだ
 
生の生姜が一番ですが、時には
このように人手間かければ
味に深みが増し、さらに美味しくなる
 
この他、葉を小さく刻んでパスタに
入れた方も居られました。凄い!
 
イメージ 6
「トマトのクルミチーズ焼き」
 
小さい土鍋で茄子と一緒にチーズ焼き
にしてパンと一緒に頂きました。
 
この時季のトマトは生食も良いですが
火を通すとグッと味が濃くなります。
特にフルーツトマトは酸味と甘みの
バランスが良く本当に本当に美味しい
 
空芯菜のクリームスープ」
 
炒めるのが定番ですが、茹でて、刻んでスープにするのも優しい味になり
美味しい。
別に中華出汁で中華風スープも
是非お勧めの一品。
 
 
Sさんは本当に料理がお好きなのですね。それとちらっと垣間見える負けん気が・・・
美味しい素材と向き合う時、負けないぞ!という探究心がすばらしいですね。
 
先日、由布市において堆肥作りのセミナーを開きましたが、農業者に限って行うと
わずか3名の参加でした。(3名が用事が出来て欠席)
覇気がなく、停滞した風土、これも現実です。諦めず、根気強く、一人一人と向き合って
仲間作りを進めるしかないのかもしれません。むしろ好都合と割り切り、マンツウマンで行える。
ここにきて、地元、大分の消費者が当農園の野菜作りに興味関心を持ち始めて頂いている。徐々にだが、問い合わせが増えてきた。
何日か前に、とある関東の消費者の方から、国や行政の放射能汚染に対する不信感
から、当農園の草木堆肥作りについて問い合わせがあり、正直に同じ農業者として、
原発被害に遭われた福島などの関東の農業者へのいたたまれない思いをつい、述べてしまいました。お客様になろうとの申し出でしたが、大変に失礼なことをメールで
送ってしまい、逆に消費者の苦悩を察するべきでした。
 
やはりと思う記事が二日前に、新聞に載りました。
静岡の原発の是非をめぐって、住民投票の訴えを県議会の自民党民主党の一部が
退けたといった記事です。
農業者・消費者も含めて、現状では、原発は常に計り知れないリスクを抱えていること
を認識し始めました。この小さな小さな、地震国家において、経済優先の政策が未だにまかり通っている。子供達の未来を考えると憤りさえ覚えます。
日本人はいつの間にこのように他を省みない国民になってしまったのでしょうかね。
これも諦めず、衆愚政治や利権政治を監視し続ける目を持ち続けないといけません。
それは大人の義務(責任)ではないでしょうか?
 
イメージ 7
発芽してから二週間のにんにくの芽、これから大人になる9カ月を守ってやらねば・・・