農園日誌ー秋の匂い

24.9.6(木曜日)晴れのち豪雨、最高温度31度、最低温度24度
 
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イメージ 2秋の葉野菜の発芽の瞬間
 
通常、葉野菜などは種蒔きから
4日程度で発芽するが、雨が
多いのか、種蒔きから2日半で
もう新芽を出してきた。
サラダ野菜・青梗菜・小松菜
大根(これも4日で発芽)などの
秋野菜の第一陣の種蒔き。
例年より一週間ほど早めてみた
これも雨が多いことからと、朝夕の涼しさから判断した。
 
うまく行きますか?読みが外れると全滅のリスクもはらんでいる。
ダメならまた蒔けば良いと思いを定める。うまくいけば、一部は10月の終わり頃には
初出荷となる。
 
消費者の方々は秋になると当然かのように葉野菜が食べられると思っておられる。
確かにハウス栽培ならそうでしょうが、露地栽培で低窒素の草木堆肥ではそうは簡単に
行かない。
温度・雨・湿度・太陽・風などの自然条件が揃って始めて10月から11月の初めに葉物
が食べられる。(葉野菜にとってこの頃は生き残りに厳しい季節となる)
今日この頃の気候は9月はまだ真夏であり、渇水の時や豪雨の時には全滅することが
しばしばある。暑さと水の関係で中々に成長することが難しい。
葉野菜は露地栽培の場合、9月下旬頃から10月初旬頃が種蒔きの適期になる。
そうすると、葉野菜が食べられるのが11月下旬頃になる(成長に2~3カ月要する)
 
 
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左図は8月13日撮影の5番の畑
除草後、土寄せした直後。
右から葱・オクラ黒大豆)
 
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右図は8月30日撮影の5番の畑
まったく同じ構図で撮影。
約二週間強でこのように成長している。野菜の、又、土の生命力を感じませんか?
ちなみに、大豆は窒素固定化植物(空気中の窒素を取り込む)で、堆肥と言えども多くやっては葉だけ成長して実付きが悪くなる。かといって、ミネラル分は欲しがるのですが・・・そこに工夫が必要となる。(焼き灰を多めに施肥するなど)
 
(反響)
金時生姜を始めて食べられた方が今回多かった。こんな香りの強い生姜はおそらく
初めてだったでしょうし、葉付きのものも初めて見られたのでは。
 
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今年の金時生姜は色が鮮やか
雨が多い日が続いたからか。
そばを通るとその甘い香りが
あたりに漂ってくる。
料理のワンポイントに使うと
活きてくる。
 
 
平野さんの小さい自然農の梨にも多くの反響があった。
今後、梨の王様、豊水続く。