24.3.22(木曜日)晴れ後曇り、最高温度15度、最低温度6度
紅梅と桃の花が満開に!
ようやく暖かい日が時折訪れるようになってきましたが、やはり寒いのでしょうか、
種を蒔いても発芽が遅く、トンネルなしではまだ育たない。
今日久しぶりに福岡のジュルジュマルソーのオーナーシェフ小西様より、電話が
ある。送ってもらった赤蕪の芯が茶色く変色していたとのこと、これはクレームでは
ありません。
気をつけたほうが良いですよとのメッセージです。外見からは分かりませんので、
他にもこのようなことがあり、他の人に送られたのであれば、問題になるから、と
言う意味です。信頼している男同士の話は、こんなものです。
その言は、うれしい限りです。
話の中で、内も忙しいのよ!農園も個人客が増えてもう大変!と返す。
頑張るしかないかな!とお互いに言い合う。
肩の力が取れて良い仕事師になったな!と感じる。
「ところで、お客さんのほうから、佐藤自然農園に一度連れて行け!とうるさいのよ」
と、こちらからは、「個別にこられても大変だから団体でバスに乗せて連れてきたら」
と冗談で返す。
えんどう豆各種の手を
張り終える。2日かかりで、
支柱の他に、笹の葉付き
の竹の枝を張りつける。
2番と4番の畑に。
この竹の枝を蔦って
豆の蔓が伸びる。一体
何本の竹を切ったことか。
右は空豆。これにも倒壊
防止の手が必要になる。
作業は延々と続く。
まだ五番の畑のは手付かず状態。
この別嬪さんは、
絹さやエンドウの花。
この妖艶さで、昆虫を
引き付ける。
自然界の花は美しい。
その営みもどこか人間に
似て可笑しいのです。
ここ数日は、トンネルを剥ぐ毎日が続く。今回は女性陣が頑張ってくれている。
どこまで続くか?
畑はトンネルを一枚一枚剥ぐに連れ、春が訪れてくる。いつもの農園の風物詩。
それでもまだまだ寒い日が続く。
そうこうするうちに、農園に東京から一人の若者がバイクでやってきた。それも夕方
6時頃に、何でもリヤカーで団地を回り、野菜などを売って回る商いをし始めたとの
こと。今回の来訪は京都、四国、九州と周り、野菜や果物の生産農家を回り、
味の良いものを探しているとのこと。
聞けば、学生(東京農大)のうちから、会社を作ったそうだ。3日前に卒業したと、
ついつい、銀行時代の癖がでて、事業とは!会社とは!起業とは!社長とは!などなどと話してしまい、ついには商品戦略の話まで。
最後はうちの奥さんから食事までごちそうになって、帰っていった。
その背中に頑張れ!とエールを贈る。うちに貴方の会社へ出す野菜はないよ!と
言いながら、何とかしてやらねばと思索をめぐらす自分がいる。若いとは良いことだ、無限の可能性を秘めているなどと。私達もずいぶんと甘い!
五番の畑の風景、レタス系野菜を混ぜ込んで植える。遊んでいるのではない。
土により、条件が違い、リスクを回避するため、
やはり自然の色はお花畑より美しいと思わず眺める。