24.3.31(土曜日)晴れ、最高温度12度、最低温度6度
白蓮の花が満開、さくらもちらほらと開花し始める。ようやく春、到来!
11~12月蒔きの大根がようやく太り始める。こうなると、農園にも春が訪れる。
相変わらず、野菜のアイテムは少ないが、大根・サラダ蕪等、一部のものは一斉に
大きくなってきた。
じゃがいもは地温が低いのか、芽をおそるおそる吹き出し始める。今、出ても遅霜
にやられるのだから、もう少し我慢しなさい。と言ってやりたい。
桜が開花する時期、必ずといって霜が降りる。例年、この時季は霜害に要注意。
野菜によってはトンネルを剥ぐタイミングが難しくなる。
今日は農園の休日、と言っても女性スタッフ達ですが、私は一人、黙々と玉葱の
草取りを一日中行う。
除草作業中の玉葱の畑
(5番の畑)
通称ひよこ草の花が満開
かわいそうだが、除草しない
と玉葱が育たない。
急ピッチで草を取り除く。
この草も堆肥にするため、
畑から運び出すことになる
除草しながら、気になる
成長不足の玉葱の玉を見る
小さい玉を附けてはいる。
七部かた、除草し終わった玉葱
の畑。黒マルチを掛けると、草取り
をしなくて楽なのだが、(球根も
太りやすくなる)自然とのやりとり
を奪い、呼吸を止めるようで
嫌なのです。
ひよこ草の可憐なピンクの花達
最近、野菜の専門販売店やインターネット販売業者・広告などの依頼などが急増。
時代のニーズなのか、やたらと多い。
残念ながら、当農園は直接のお客様達やレストランなどで野菜は手一杯ですと
お断りをする。今生産指導中の仲間達の生産力が上がれば、その際にはよろしく
お願いしますと、丁寧に回答する。
思うに、全国的にみても真の有機栽培農家(有機JAS認定取得に関わらず)は数少ない。おそらく全野菜生産量の1%以下ではないかと・・・まして、当農園や仲間達の行う草木堆肥(自然循環農法)となると限りなく0に等しい。
最近のお客様達とのメールのやりとりの中で、有機野菜そのものにあいまいさと
不信感が出ているように思える。それは「有機野菜とは何!」の概念や定義があいまいであり、広過ぎることにその要因がある。
美味しい野菜という定義であれば、間違いなく有機野菜、若しくは自然栽培なのだが
又、有機野菜や自然野菜とはそもそもは露地栽培が基本でなくてはならない筈。
昨今の有機野菜のほとんどが施設園芸(ハウス栽培)になってしまっているのも
致し方ないのか・・・と寂しさを感じてしまうのは、私だけでしょうか?
越冬したブロッコリー
(二番の畑)
さすがに厳寒を越してきた
低窒素の草木堆肥栽培
だけに小さい。
これは貴重なもので、かなり
美味しい筈。
出荷のタイミングを測る。
何だか春を
感じる二番の
畑の全景。
豆の手が春一番に
もう二回倒される