農園日誌

23.7.6(水曜日)豪雨、最高温度26度、最低温度19度
 
今日は朝から雨の一日、
収穫する野菜も乏しく畑作業もできず、早々に切り上げる。
(個人配送先19件、レストラン4件)
野菜を詰めていて、レストラン先への野菜のアイテム数や量が極端に少ない。
今回の危機は個人中心に野菜を配達しているにしても、余りの少なさに今更ながら
自然と人間の営みの難しさにため息がでる。
 
こんな時、生産ハウスを作れと、耳元で誰かがささやくが、味と香りの違いにどうしても、商業的に成り切れないもう一人の自分がいる。これだけは他人には絶対に無理強いできないな。
 
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育苗ハウスで緊急的に栽培している
サラダセット。立派にできている。
 
味香りに深みがなく、柔らかく、
パリパリとした食感は望めない。
色もあせて、黄緑色で冴えない。
 
 
 
 
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露地栽培のフルーツパプリカ        ハウス内のフルーツパプリカ
 
同じパプリカだが、左は露地栽培の特徴である葉も、実も濃緑色をしており、
全体的にゴツイ。(腐りや虫食いなどのリスクは数倍)
右はハウス物、葉も実も薄く弱弱しく、成長は倍以上早く、腐りのリスクなどは
はるかに少ない。(勿論、味はまったく別物、消費者の方々は分かるかな?)
色は今から付いていきます。念のために・・・この色付く過程で腐りが入りやすい。
 
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次々と除草・畝上げなどの整備がされていく4番の畑、右はピーマン系の畝。
(梅雨の合間の作業がきつい!)生き残っていてくれたか、と安堵するも
成長の遅れが心配。すでにこの大きさで実を付けている。小さいまま、大人になった
と言うことです。成長を促すために、下葉と下枝や実を掻く必要が・・・
 
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整備途上の3番の畑の風景
左から一本葱、万願寺とうがらし
加茂茄子、ごぼう(未だ草取り未了)
 
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加茂茄子の幼苗、ようやく成長を
始めて、ホッとしている。
 
 
 
露地に小松菜の種を蒔く。パオパオ(被覆布)をし、虫から、暑い太陽からガード。
剝ぎ時が問題。8月の出荷ができるか?暑い日だしから守るために寒冷遮を
掛けるしかないか?成長するかは、確立30%しかない。
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          2番・5番の畑は未だ手付かず、まだまだ先が長い。
 
朴の木分校の話は、膠着状態。由布市の弱腰(事勿れ主義か?)と一部の
お年寄りにより、廃校の活用の話が進められない状態となっており、残念です。
まるで、未だ手付かずの東北の復興問題と同じ。やはりこれは・・・
 
但、由布市活性化へ向けた市主催のセミナー開催の話(私がセミナーの講師となる)だけが進んでいる。
それでも、数人の賛同者が出てくる可能性は高くなっている。
「草木堆肥による有機自然農法伝承者の拡大による農産物の差別化と商品化策、並びに、農産物商品をマーケティング手法導入により市場化を図る」と言うちょっと小難しいテーマとなる。
諦めたほうが負けといった構図になってきている。
いつまで、気力が持つか・・・根気比べがすでに始まっている。