端境期到来と皆様へのお詫び

23.6.20(月曜日)雨、最高温度25度、最低温度19度
 
今日も一日中、雨が降っています。個人のお客様への出荷が30件を超え、
野菜の量やアイテムが不足して、段取りも悪くなり、17時半にようやく、出荷
作業を終える。
レストランへの出荷は申し訳ないほどに少ないアイテム数(12~3品)となり、
通常の30アイテム以上からみれば、いかに野菜の在庫が減ったかがわかる。
畑に入れば、くるぶしほどに埋まり込み、水が浮き出てくる。
まるで田んぼの中の収穫作業の模様・・・当然に土作業は当分できそうもない。
 
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              稲ではありません。一本葱です。
 
あちこちで、野菜が溶けていく。こんなに集中的に雨が降る梅雨は久しぶりのこと。
4~5月は記録的な少雨で、野菜は立ち枯れや生長不良に見舞われたかと思うと、一転、6月に入ると連日の集中降雨。
さらに追い討ちをかけるかのように、よとう虫(根切り虫)の大量発生に、種を蒔き、
芽を吹いたと同時に、よとう虫が刈り取っていく。
ピーマン系・茄子系の幼苗を植えると、翌日は2/3に減り、翌々日は1/3に減る
といった具合で倒されていく。
 
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日照不足による成長不良の万願寺とうがらし             湿気と雨で、溶けていく小松菜    
 
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よとう虫により倒され、まばらになった
ごぼうの畑。
それに大量の雨と日照不足による
成長不良。
(野菜は生長する時に成長しないと
 うまく大人になれなず、様々な
 障害を持った野菜になり、商品とは
 ならなくなる)
 
農園を開いて8年間に、2回休園になったことがあります。
一度は台風6号により、全部の畑で野菜が吹き飛ばされ、泥に埋まり、壊滅した際、
2.5カ月間の休園。
2度目は同じく台風被害で、畑が半壊し、約4週間の休園。
 
今回は、それらの災害とは異なり、少雨→集中豪雨→虫害が襲い、露地栽培の
怖さと言いますか、自然のもたらすリスクに一度に見舞われた感じです。
それ以外にも様々な要因が重なったと思われます。
 
当農園はハウスを小規模しか持ちません(育苗ハウス程度)
これらのリスクは露地栽培の美味しい野菜作りにこだわる以上、覚悟して置かねばならなかった筈でした。(そのための捨て植えや回避策を講じるべきでした)
又、良い勉強をさせていただきました。
 
現在、元気なのは露地ニラだけですが、人参も田んぼ(畑ですが)の中で必死に
耐えております。
その他には、じゃがいも3種、玉葱、赤玉葱、にんにく、西さんのトマト、ハウスの
茄子などがありますが、皆様のご要望に答えるにはアイテムがかなり不足しております。
但し、救いがあるのは、今の処、しっかりと手入れした露地トマト2種が頑張っております。
 
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出荷、間近いフルーツトマト  
 
育苗ハウスに急遽、種を蒔いたサラダセットと小松菜が後、2週間程で出荷可能となりそうなこと。
二番の畑に植えた胡瓜(土地が低いため、浸水しやすく心配だが)がなんとかなるかの瀬戸際、それも梅雨明け次第となる。
 
来週中には、結論を出しますが、こんな少ないアイテムでは(同じ野菜が2週~3週続く)ご迷惑をかけると思いますので、約1カ月お休み頂ける方は是非、メールで
ご連絡ください。
又、当農園の野菜をお待ち頂いている新規のお客様方には、8月以降のお申し込みをお願い致します。
頑張りますのでご支援のほど、お願いいたします。
 
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  実り始めたフルーツトマト。これほど愛らしく頼もしく思ったことはありません。