24.7.28(土曜日)晴れ、最高温度34度、最低温度26度
この二人,従兄妹同士です。お母さんは出荷作業で忙しく、いつも二人で繋がれている
いよいよ、夏本番、暑さも尋常ではない。
農園では、朝早くの力作業(畝上げ、畑作り)、暑い盛りの昼間は誘引・剪定作業。
夕方は草取り、草刈、堆肥撒き。先日も内の次女が熱中症で病院に運ばれる。
とにかくこの時季の作業は、倒れないことが重要。決して大げさではない。
炎天下の剪定誘引作業では、頭がボーッとなり、一瞬自分が何をしているのか
分らなくなるときがある。
昨日・今日・明日で待ちに待った堆肥作りと破砕作業を三日連続で行う。
河野さんと佐藤雄二さんとそれぞれに
剪定枝の破砕と堆肥作りを共同で行う。
明日は甲斐君と行わねば、
これが三農家分の初秋用堆肥となる。
夏草を刈り取ってもう一回草木堆肥を
作らねば、秋作と言っても、実は、この
酷暑の中、種蒔きを行い、苗を育て、
盆明けに畑作り、定植を行う。
秋作野菜とは、このように暑い盛りの作業を経て、ようやく実りの秋を迎える。
消費者の方は気候の良い秋に野菜ができるのかな!と思っているようだが、
夏の暑さを幼苗が乗り越えた野菜のみが初めて消費者の口に入る。
長い集中豪雨を経た畑の土は
粒子の細かい土が畝下にヘドロ状に
塊り、酸素が入らず、野菜の根の呼吸を奪う。
カチカチのコンクリートの中でかろうじて生きている状態。根は茶色に変色し
白根はほとんど観られず、仮死状態
これが続けば、野菜はゆっくりと枯れ落ちていく。
ハウス栽培全盛のこの時代、中耕
作業の意味を忘れた農家も出ている
フルーツトマトの赤と黄
今年は特に露地トマトが美味しい。
佐藤雄二さんの弁、ハウストマトも作ったが、味香りが今一、我が家で食べている。
佐藤自然農園の商品(むかし野菜)にはやはりできないな!と・・・
来年は露地トマトを頑張れ!
彼のところは、現在、栗南瓜・里芋・さつまいもを育てている(草木堆肥歴3年)
(夏野菜の旬)
露地栽培の旬に四通りあり、と前に言ったが、夏野菜は、今、走り旬の頃、中旬が8月の盆頃、この頃になると味がさらに濃くなる。
9月下旬頃になると、秋の気配を野菜が感じ始め、終わりを意識し始める。
さらに濃く美味しい実を付けようとする。jこの時季が終わり旬の頃、夏野菜達は
最後の力を振り絞って、実を付ける(但し、量はかなり減る)
さらに10月下旬から11月始め頃になると、実の成長は極端に遅くなり、(木の勢いも
無くなる)落ち野菜のシーズンを迎える。
まるで人生そのもの。人間も終わりが近づくと、味があり、人間に薫りが出てくる。
そうありたいと願うのは私だけでしょうか?
二宮農園の栗の木
中くらいの実を付けている、
初出荷は8月下旬頃か?
夏真っ盛りにこの栗園だけは
秋の気配を感じる。
野菜はこの暑い時季を乗り越えたものだけが生き残る
自然の摂理ですね。