農園日誌ー暑い夏

24.8.5(日曜日)晴れ後曇り、時折雨、最高温度31度、最低温度26度
 
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      セニョリータ(パプリカの一種)が木は小さいながら、実を染めてきた。
 
農作業は真夏タイムへ変更、早朝、力仕事をし、10時半頃からお昼休みに入り、
2時半頃まで長時間休憩。昼間は剪定・誘引作業を行い、夕方は又力仕事に戻る。
それでもジリジリと太陽が照りつけ、反射熱とで体の水分と体力を奪う。
長い梅雨の間に溜まった仕事がまだ済まない。
 
夏野菜の成長が平年と比べて半月以上遅れている。きっと根が回復していないのだろう。それでも泥に埋まった畝を上げてやったところは何とか青葉が戻ってきた。
後は、雨の降り具合による。
日本は、特に九州は亜熱帯に近づき、梅雨というより、6~7月の雨季と8~9月の
乾季になりつつある。
そのため、露地栽培では台風がもたらす雨が貴重な恵みの水になる。同時に台風被害の怖さと傷み分けか。
 
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どうやらトマトだけは
この気候に合っている
ようで、旺盛な成長を
みせる。
 
草刈と畝上げ作業を
終えたトマトの畝、
後は支柱張りが残る。
左のトマトは9~10月
向けに仕込んだ。
この草は軽トラに積み込んで堆肥の原料に、
積み上げる作業が堪える。数往復の作業。
 
なんのかんのと言っているうちに、早、来週末にはお盆に入る。
関東の方々は長期帰省や旅行に行かれてうらやましい。畑は空けるわけには行かない
と頑張っていると、息子が私を強制的に休ませようと、来週の土日に山里の温泉に
一泊旅行をもくろんでいるらしい。温泉と孫達のお守りか!
気持ちはうれしいが、少しは農作業、特に力仕事を手伝えと言ってやりたい。
休めばだれかが替わりにこの仕事をやってくれるわけでもないのに!と・・・
 
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秋の実りに向けて
遅れてやってくるオクラ、
秋の黒大豆の枝豆、
一本葱などを植え込む。
この畑がほんの二週間前
には草茫々であったとだれが知ろうか?
復旧しつつある5番の畑
それにつけても夏草の
勢いのあること。
 
畝の長さが70mはある
とんでもなく根気のいる
作業となる。
 
最近、野菜を新規に取り始めた方の中から、取引中止の方が2,3人出始めた。
おそらく同じ野菜が続いているせいか、根気が続かなくなったか、残念でならない。
そうかと思うと、二回のお試し購入の後、むかし野菜が家になくなると、寂しくなり、不安になるとの方もおられる。この差は何なんだろうか?
例年、春の野菜の多い時季と初夏の野菜も端境期及び夏野菜オンリーになる時期に
取引中止になる方が多い。
 
きっとスーパーに行けばどんな野菜も揃うこと、好きな野菜だけが欲しい人が多いのだろうとは推察する。
露地栽培とは自然の営みによる季節野菜であることに思いが至らないのかもしれない。だとすると、自然に対する感謝の気持ちを持ち続けてほしいと願わざるを得ない。