23.6.11(土曜日)雨、最高温度24度、最低温度19度
つい、半月前は、極端な少雨で、多くの夏野菜が生長不良の被害を
受けていた。
今度は、一転、毎日の雨で、作業もままならない日々が続く。
梅雨とはいうものの、乾季と雨季(スコールなみ)が極端に訪れる最近の気候。
雨の合間に、かっぱを着て、農作業を行う。
曇天の中、夏草が激しく芽を吹き始める梅雨の畑の風景
葉物にとって、厳しい環境となる。根菜なども上から下から腐りが入る。
雨が止み、つかの間の太陽が覗くと、蒸れて、さらに痛みが進む。
露地栽培の辛いところです。その反面、太陽と雨と風にさらされ、自然淘汰の中で
野菜はナチュラルに育つ(1/3は落ちる生き残り競争が始まる)
ハウス栽培全盛期にあえて露地栽培にこだわるのは、、やはりその美味しさは、
なによりも変えがたいものがある。
剪定されたトマトの棚の風景。
露地トマトは、梅雨時期に大きくなる。
トマトは雨を嫌う。実が割れたり、虫食い
の跡から腐りが入る。
当農園も一度、ハウスでトマトを栽培した
ことがあり、立派に良くできるのですが、
内のスタッフは、皆、食べてくれない。
「味香りがない」と、にべもない。
瑞栄という酸味のある品種
パスタやソースにすると一段とその存在感がでる。これで作るハヤシライスはかなりジューシー
フルーツトマト
ゴルフボール大のサイズ。
酸味と旨みのバランスが良く、
これぞトマトの味香り。生食がお勧め。
少しづつ色づき始め、夏が一歩近づく。
根切り虫から生き残った貴重なピーマン
系(万願寺・伏見とうがらし、パプリカ・
セニョリータ・ピーマンなど)の夏野菜
獅子ピーマンだそうです。
面白いので種物屋から買ってきました。
今年はピーマン系の野菜が美味しくなりそう
な予感。
加茂茄子の幼苗
毎年のことで、植えてから大きくなるのに
時間がかかり、やきもきさせられます。
これは草木堆肥の特徴で、根を張るのに
1カ月を要し、根を十分に張った後は、
太い茎が育ち、急速に全体が大きくなる。
但し、その間はかなり無防備で、虫などの
餌食になるリスクが高い。覚悟の上。
これらの夏野菜が大きく育つまで、後、1カ月強、端境期を凌ぐまでは、いんげん・
ズッキーニなどを頼りにしている。渇水期に成長が遅れたこれらの野菜達よ!
頑張れ!とエールを送り、今から畑の見回りに出向く。