農園日誌ー豆のシーズン

25.5.3(金曜日)晴れ、最高温度19度、最低温度7度
 
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この処、五月晴れの涼しい(寒いかな)日が続く。平年に比べて1~2度ほど低い。
これが野菜にとって成長を狂わせており、葉野菜に比べて根菜・芽野菜などの
成長が遅い。
そのせいか、例年であれば、絹さやえんどうの次がスナップえんどうになるが、
今年は同時期に実を実らせ始めた。それでもどうやら、端境期を脱しようとして
いるのはありがたい。
 
これから、豆類・キャベツ・コールラビ(蕪キャベツ)・にんにく・ブロッコリー・レタス
じゃがいも・いんげんと続く予定。代表的な春野菜の時季に入る。
胡瓜・ズッキーニなどの初夏野菜はこの寒さで二週間ほど遅れそう、6月末頃かな
待機して頂いておられたお客様方には、お待たせいたしました。
よろしかったら、お試しセットからお申し込みください。
 
イメージ 2土寄せした途端に、じゃがいもの葉が大きく茂り始めた。
 
傾いた日差しがやさしい
春の夕暮れ時の風景。
一部には花芽を持っている。
じゃがいもの花が咲いてから
三週間ほどで、収穫となる。
 
今年はじゃがいもの王様
北あかり、赤いアンデス
煮込み用のメークィンと続く。
 
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葉の一部が枯れ始めているにんにく
の畑(五番)
 
これから、にんにくの芽が出穂し、
その収穫が終わると、三週間して
にんにくの収穫適期となる。
 
この畑で育ったにんにくは臭みが
薄くほっこりとして、旨い。
にんにくらしくないにんにく。
 
 
一昨日、うちの次女の夫が造船不況の影響で、退職を決意。
当農園に入りたい旨の申し出があった。
同時に、研修生(週一)の甲斐君も当農園に入る予定。
一度に二人の新しい農園の男性スタッフが入ることになりそう。
これでスタッフは私も含めて一気に7名になる。
 
但し、当農園のような有機自然栽培では、ハウス主体の近代農業とは異なり、
それなりの覚悟が必要。雇ってもらうなどということは、無い農業スタイルであり、
自分で生きる糧を如何に得るかが問われる農業スタイルとなる。
 
この種の農法は、常に自然と向き合い、自分と向き合い、ひたすら研鑽し、
時には自然と闘い、自分と闘い、自然と折り合い、己の無力さを痛感し、
心を空しくし、自然を謙い、さらに研鑽し、ひたすら明日を目指す心掛けが必要。
それを繰り返すうちに、強靭な精神力と、野菜への慈しみの心が生まれてくる
までに、さて、何年を要するか?その覚悟が無ければできるものではない。
 
さらに社会とのコミュニケーション能力を磨き、マーケティング的な思考を身に付け、
自分の作った野菜を介して消費者と如何に向き合っていけるかが問われ、同行者
との触れ合いや仲間作りを学び、始めて、社会に認めてもらえる存在になる。
そんな農業者を育てていくことが残された命の唯一の目標とは考えてはいるが・・
 
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各種レタス系野菜が畑にきれい
幾何学模様を描く。
 
花畑を見るより美しいと思う。
 
サニーレタス・グリーンレタス
コルレタス・半結球レタス
サンチュ・サラダ菜
 
いずれが皆様に届くか
それは分らない。
 
 
 
(蕪キャベツ)
 
これから約一ヶ月で
基部に丸い蕪を
付ける。
 
欧州では一般的な
食材。
 
皮を剥いて、サラダ
や炒め野菜などに
使われている