農園日誌ーようやく畑の春の気配が!

25.4.10(水曜日)最高温度12度、最低温度3度
 
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      ローマンカモミールの花、今年もニラの畝の半分を占拠し始めた。
 
今日もようやく野菜の出荷を終えて、帰宅したのが20時。皆さんご苦労さん。
私は、レストランの出荷を早々に終えて、二番の畑の畝上げを暗くて手元が
見えなくなる19時半まで行う。この畑は一畝の長さが25mあり、二畝分の
畝上げが終わるとさすがに腰が笑う。今日は温泉に絶対に行こう。
 
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春蒔きの小松菜。
 
ようやく葉ものからでき始め、
出荷にこぎつけそう。
 
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春キャベツ、これは同じく越冬ものだが、
少し遅く植え込んだもの。巻く気配が見える
巻くか巻かないかどこで野菜達は判断を変えているのだろう。日照時間と温度の変化を野菜の体内時計で計っているのか?
とても人智では予測できない。
 
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サラダセットの幼苗。
 
この時季のはトンネルを
掛けずに、育てたもの。
 
畑にきれいな絵模様を描く。
 
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農園主を喜ばせた親孝行なビーツ。
越冬する前はこれで冬を越せるのだろうか
と思ってトンネルをかけて育てたもの。
土の中にそっと指を差し入れると、
卵大に育っているではないか。
 
端境期に突入した畑にもようやく春らしい野菜の成長を見る。まだ、葉野菜だけ
だが、(根菜類は後1カ月を要する)春野菜(春蒔き)が順調に育ち始めた。
根菜類はまだまだ地温が低いのか、成長が遅れている。
野菜(特にアイテム数)の量が圧倒的に不足していることに変わりは無い。
しばらくは、葉野菜中心のメニューになってしまう。二三週間お休みをするか、
このまま、何とか凌ぐか、悩みは尽きない。
 
それでも、春夏野菜の植え込み準備はしなければならない。連日のハードな
スケジュールは続く。4月15日過ぎにならないと、夏野菜は植え込みができない。
育苗ハウスでは、インゲン豆・ズッキーニ・胡瓜・トマト・万願寺とうがらし・パプリカ
ピーマン・トマト・茄子・オクラ・瓜・筍芋・などの夏野菜や金時生姜・黍・粟・コーリ
ャンなどの野菜が所狭しと植え込みを待っている。
空いている畑を探しながらの堆肥振り・畝たての作業に連日追いまくられている。
もう一人自分が欲しい。夜になるとこのところ、毎日コタツの中で眠ってしまう。
遠くで家内の「何をしているの。起きなさい」の声が聞こえる。
 
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順調に育っている玉葱
にんにくの畝(5番の畑)
 
じゃがいもも来週には
土寄せをしなければ・・
 
ブロッコリーも中耕を・・
 
女性陣にも手伝ってもらいたいが、まだまだ草取りが
待っている。
 
 
 
 
 
急激に増加したお客様もその65%は継続の意思確認を終えた。
やはり、九州の方らしく、野菜にはあまり飢えていない。むかし野菜の美味しさに
あまり反応しない方も多いのは、やはり地域性か。周年栽培(販売)の場合、
お客様は野菜を選べない。畑から出荷できるアイテムを取ってもらうしかない。
他の農法の野菜と混ぜること(他の有機野菜を仕入れる)は、品質の確保の観点
から、絶対にできないし、今後もするつもりも無い。そのことも影響している模様。
関東などの方々は美味しく安全な野菜への渇望が強く、ほとんどの方が継続希望
となる。