農園日誌

22.8.29(日曜日)晴れ時々曇り一時雨(表面が濡れる程度の少雨でした)
 
今日は朝からトマトを収穫したが、前日の少雨でその60%がひび割れている
最近の暑さで朝の露でもトマトはひび割れる。それでも露地栽培トマトにこだ
わるのは、やはり味香りのよさですね。
 
前日の土曜日農園の休日でしたので、光延農園(種物屋)へ足を伸ばす。
頼んでいたほうれん草などの種を購入。その際、そこの長兄に美味しい
ほうれん草の種はないですかと聞くと、今これがよく出ているとF1品種の
立性が強く折れにくく耐病性の強い品種を出された。美味しさはと聞くと、
味は二の次ですねとの回答。内は味香りが一番なのでというと、現在その
ような要望は少なくメーカーも量産ができ、姿がよく、病気に強い品種しか
作らなくなったとのこと。
次に大根の「秋王」という品種の大袋を探していると、その種は来年は絶
品となるとのこと。この品種は当農園の定番品種であり、やや小ぶりながら
食味が良く、評判のものでしたが、売れないのでとのこと。
皆さん、この話どこかおかしくないですか?
これも流通が支配しているマ-ケットがこのように見目形や流通性に全て
の価値をおいているために起こる悲喜劇と矛盾です。
美味しい野菜を求めているはずの消費者にそのような野菜がいかなくなって
いくというお話でした。
 
(セニュリータミニパプリカ)        
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先日、お試しセットを始めて送った筑紫野市のSさんからTEL.
今後の継続以来の電話でした。期待通りの野菜だったようで、
とにかく子供さんたちの食べっぷりが違うそうです。親御さんから
すれば一番うれしいことです。よかったですね。
子供の味覚は幼児から形成されます。本物の美味しさを知ることは
子供さんの情緒と感性をはぐくみます。親として大切にしてください。
同日、3カ月前?から野菜を取り始めた極度のアレルギー症状に
悩まされている子供さんを抱えていらっしゃる宗像のSさんからの近況報告
がありました。上の子供さんは好き嫌いがなくなり、アレルギー症状も
出ず、生食を医者から禁じられていたそうですが、バリバリ生で
食べてられているようです。
近頃はよその野菜は食べなくなって困っているそうです。
下の子供さんはトマト(瑞栄)で時折アレルギーが出るようですが、
無理に食べさせないほうが良いですとは言いましたが、フルーツ
トマトは生でたべているようですから、安心です。
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食味は異なりますが、どちらもコンロなど使って直火で焼いてポン酢で、
あるいは、炒め物・サラダ・パスタなどに使っても美味しいです。
 
(漬物の話)
大分県宇佐地方に瓜の粕漬けがあります。中々に手間がかかり、手を抜くと
すぐに酸っぱくなります。この瓜はまだ青いうちから食べてしまうので、瓜の青漬け
とも言います。この瓜を何度も漬け直すのが奈良漬けです。
現在ではこの瓜の粕漬けを作るお年寄りもいなくなりつつあります。
当農園ではこの味を守るため漬け続けております。
おこわご飯や赤飯にぴったりの味であり、ご飯が何杯も食べれます。