農園日誌ー農園マルシェ開催に向けて

30.10.10(水曜日)曇り、最高温度24度、最低温度20度

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                        野菜万頭

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様々な野菜を具材に              草木堆肥で育てた小麦の全粒粉

この他、全粒粉の小麦で参加した子供達も含めて、やせ馬を作った。
小学5年生の親御さんからは、長らく、親子の会話がなかったのですが、「あの日」から、一緒に料理を作ったり、良く手伝ってくれはじめたと、嬉しそうに話してくれた。


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           収穫体験ー子供達の喜ぶ姿が印象的であった

難しそうな顔をして農園体験をしていたので、少し心配になって、後で親御さんに聞いたところ、しばらくはあの日の事をしゃべり続けていた、とのこと。
喜んでいたんだ・・・

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親子で人参の収穫               ほうれん草の種蒔き
相当に荒らされました。次から次と     真剣な顔、顔、顔でした。
楽しそうに引っこ抜き、止めるのに     密集してしまいましたが、何とか一部は
おおわらわでした。               収穫できました。

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   世界的にも珍しい草木堆肥のみによって育てられた野菜の農園マルシェ


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石垣餅
農園の孫9人、みな、大好物です。こんな風景が各ご家庭であったら良いのに・・


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手作りの無添加発酵食品の味噌      古代小麦と裸麦の麦ご飯セット
支持率98%の美味しさ。生産に限りが  農園主もびっくりの美味しさでした。
あるのが残念です。
(麹から全て自家製)

ー農家でむかしから愛されてきた乳酸発酵の手作りの無添加漬物などの加工品ー

昨年度、むかし野菜の基地となる作業棟が完成。
今までは、宅配を中心として、全国に野菜等を販売してきたが、来年度から、農園での直接販売へと梶を切ろうとしている。
今まで、野菜生産、穀類生産、そして農産物の加工品作りなど、作業棟の本来の
目的である直販体制(農園マルシェ)のための準備をしてきた。

 夫婦二人で農園を開いて15年、当初の目標である生産観光農園(生産・販売・加工・飲食)にはやや遠いが、農園マルシェを開催できる処までようやく来ている。
市場には馴染みのない草木堆肥による自然循環農法(むかし農法)の市場啓蒙・啓発活動をしながら、ここまで来た。苦しかったという実感はないが、やや疲れた感は残る。
長かったような、短かったような、それでも15年の暗中模索は長過ぎたようだ。

これからは、当農園で育てた若い力へ引き継ぐことにしている。
市場啓発を行いながら、農園経営ができるまでには未だ時間が掛かるが、今、初めて彼らは、稚拙ながらも自分たちで立ち上がらねばならない時期に来ている。



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       10月になってようやくキャベツや白菜の定植ができた。
相次ぐ台風の襲来や集中豪雨のため、かなり作付けが遅れている。

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スタッフ全員での定植作業中の風景

あまりにも暑い夏であり、苗育てにも苦労した。
今年は秋らしい秋がくるとの予想で、何とか間に合うと思われる。
この後、次々とカンラン系・白菜の定植作業が11月まで続く。


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セロリの畝

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除草作業と芽掻き作業を同時に行う。
一人で半日を要した。
セロリは、芯の部分から次々と若葉が出てくる。
そのため、横にせり出した古い葉は落としてやらねば、上に向かって成長はしない。
ついでに豪雨が続いたため、土が固まっており、空気が入らず、根が酸欠状態。
草取り鎌で深く土を掻くことによって、成長を促す。

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去年から始めた紫蘇の実の味噌漬け。
お客様には大好評。
紫蘇の実を手でそぎ取り、火を通し、灰汁を抜き、味噌に漬け込む。
あらかじめ味噌漬けにしておいた茗荷と
とうがらしの葉っぱも同時に味噌に漬け込む。そしてそれらを合わせて完成。
むかしながらの農家の知恵。


農園主も小さいときからの大好物。口の中でぱちぱちと爆ぜる。

むかし野菜の邑はこれらの日本の古くからの食文化を大切に残していこうと決めている。これが今では、一番の贅沢ではないか・・・
現在の消費者や子供達にもこの食文化を、そして、その美味しさを伝えていきたい。