農園日誌ー

27.4.16(木曜日)晴れ時折曇り、最高温度18度、最低温度9度

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             夏野菜の植え込み始まる。(6番の畑)

キャップを掛けているのは、白瓜(粕漬け用)の苗。
ピーマン・パプリカ・伏見とうがらし・茄子・トマト・いんげん豆などの夏野菜第一陣の植え込みを行った。畑が空き次第、これから五段階にて植え込みを行う。
育苗ハウス内はその準備の苗で満杯状態となっている。

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ピーマン系の畝。

左は赤玉葱。

くねくねと曲がった曲線
模様は、夏野菜が育つ
合間に小松菜などの
葉野菜が居候を決め込んで種を蒔いた跡。
空いた畝が無いための
苦肉の策。


(お知らせ)

今回の皆様へのインタビュー、沢山の方にご回答を頂きましてありがとうございました。後ほど、お礼とその結果についてご報告のお手紙が個別に届くと思います。
その前に、「催事等お知らせ欄」ブログにて当農園の意図や皆様の思いなどを
ご紹介しておりますので、是非ご覧になって頂ければ嬉しいです。
先ず第一弾は「自然農の雑穀生産」のコラムから始めました。連載ものとして、
載せますので、目を通して頂くことを願っております。

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ここは由布市庄内町
田んぼ跡地です。
これからここは畑に変わっていきます。
何やら、田植えの風景に
似ておりますね。
スタッフ一同と椎茸栽培農家の田北さんにて植え込み

在来固定種の甲州とうも
ろこし(粉用)とハニーバンタム。


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この写真は甲州とうもろこし
一色です。(植え込み完了)

近所の方々が通りかかり
物珍しそうに、「何を植えとる
のかい」、スウィーツコーン
かね。と、声を掛けられる。

ここらあたりは皆稲作の田んぼばかりで、畑は無く、米
以外は目に付かない。
おそらく今頃は庄内中に
伝わっていることだろう。
田舎は目に付くこと、他と違ったことなどは、すぐに話題にのぼり、おそらくはこうなるだろう。「田北んちは知らん人達と一緒に一体何を始めるんだ。迷惑にならんかったらよいがな」・・・田舎は万事がこうなる。

変わることを厭い、むかしのしきたりを押し付けてきて、老人が全てを決める。
水利権などはその典型的な話。伸びやかさは無く、若い人たちはそんな田舎を嫌って寄り付かない。自然と風土はゆったりとした長閑な風景なのに・・・
これでは、自然に消滅していくしかなくなり、地域は荒廃していくことになる。
そこに楔を打ち込んでみる。それもむかし野菜グループの一つの試みではある。

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中央は人参、
左は春白菜。
一番左も人参。
この夏は時間差で人参を
4畝、種を蒔いた。
インタビューの結果、
「人参が欲しい」が多かった
二番の畑の人参は生産者の私でもほれぼれするような美味しさがある。
さすが草木堆肥歴14年目の畑と自画自賛


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竹林に支配されてしまった
元畑。約4反(1,200坪)
ある

ここを抜根して、畑とする。
そのための交渉を地主さん
と数回行い、出入りの造園業者と、開発の話し合いを
行っている。

研修生の独立のための畑
が必要となるため。


研修生三人にそれぞれ二反、合計6反(1,800坪)の畑に草木堆肥を振り、土が出来た段階で引き渡すことになる。サラリーマン的な農人ではどうにもならない。
自分の畑を持って始めて農人の気持ちが分るだろうと考えている。
加工所・レストハウス建設、自然農の穀類生産、新たな畑の開発と、このところ、
頭の中が休む暇が無い忙しさ。きっと良いことがいつかあるんだろうと思うしかない

とある年長けた女性経営者が、私のことを評してこう言ったそうな!
「どれだけ忙しくても、きつくても同情してやることはない。自分が自ら選んだ途なのだから」と・・
わかってらっしゃる。私が銀行員時代にほとんど同じことを悩む経営者に言っていた
ことだから。
一度、事業を始めた者は、だれにも、例え家族にも泣き言を言ってはならない。
悪くなることは皆自分の責任です。部下が悪い、外部状況が悪い、などと言ってもならない。一人自分の中で解決するしかない。その孤独に耐えられてこそ事業者と
言える。好むと好まざるにかかわらず、それがオーナーに課せられた業です。

但、歳には勝てない。早く研修生達の成長と自覚を待つしかないと思う今日この頃