農園日誌ー秋の気配&夏野菜の最盛期

26.8.27(水曜日)晴れ、最高温度32度、最低温度25度
 
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                アフリカ原産の四角豆の花
 
暑い夏に育つという四角豆。始めて試験的に植えてみました。
ひょっとして、ここ、九州も亜熱帯地域になるやもしれない。すでにその兆候は
出ている。それならと、今まで敬遠していたこの四角豆が美味しければ、農園の
夏の顔になるやもしれない。
それにしても野菜の花はなんときれいなのか、いつも自然の神秘を感じてしまう。
このように年に3~4アイテムはいつもテストしているが、農園定番の野菜になる
かは定かではない。残るのは一つあれば良い方。
今までも、テスト栽培を経て、農園定番の野菜になったものは数知れない。
 
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金時生姜
 
幻の生姜と言われていたらしい。
今年も9月になると出荷と
なる。今から5年前にテスト
生産してみたが、今では
晩夏・初秋の風物詩となっている。
真っ赤な根を刻んで豆腐
などにトッピングする。
葉は和製ハーブであり、
 
押し寿司・豚肉や鶏肉に包んでオーブンで焼くなど利用範囲は意外と広い。
 
 
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筍芋(京芋)
 
南方系の芋。
ぬめりが少なく、里芋と
じゃがいもの中間系の味
 
京都では芋と言えば京芋
のことらしい。
 
これは7年前にテスト生産
して、初秋の人気アイテムとして慣れ親しんで頂いて
いる。
 
 
これから、秋に向かって、栗・里芋・さつまいも・カボスと初秋の味覚が目白押し。
中秋には人気の高い黒大豆の枝豆が出来る。
枝豆→ビーン→黒大豆となる。それぞれに味わい深いが、黒大豆は農園の味噌の原料になる。
 
このように農園開設以来、テスト栽培を経て、食卓の定番野菜に混じって、様々な
野菜達が食卓を賑わせるように工夫してきて今のむかし野菜が支持を得ているのは、考え深いものがある。
 
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来月、10日にグルナビ様の誘いで、関西にてむかし野菜の展示会に参加することになった(そのため、9.10(水曜日)発送の野菜は前倒しにて9・9(火曜日)に
発送させて頂きます)
 
農園も世代交代の時期を迎えている。今回の出展意図は、若い農人達に世の中
の飲食マーケットの現実を知ってもらい、経験を積んでもらうことが一番の狙い。
果たして、飲食関係者達がどのような反応を見せるのか?それにいかに対応できるのか、そして、現実の世界がいかに上辺を飾っているだけなのか、はたまた、
真に美味しい野菜を求めている料理人や経営者がいるのか、彼らは思い知ることになるだろう。費用はかなり嵩むが、それが楽しみではある。
 
この写真はその際のポスター用の写真撮り。
 
実に不恰好で不揃いの野菜達が並んでいる。それでもこの酷暑を乗り越えて育った露地栽培の頼もしい野菜達ではある。
この夏を何とか乗り越えて研修生達もようやく農人の一歩を踏み出したばかり。
かれらの前途に明るい兆しが見えますように!祈るのみ。