農園日誌ー初めての登山

25.11.6(水曜日)曇り時々晴れ、最高温度20度、最低温度12度
 
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イメージ 2この子達にとっては初めての
久住山山頂。
4歳・6歳にとってはきつく長い
行程ではあった。
 
最後は半べそを掻きながらの
山頂到達だったが、途中で
足が進まず抱っこもあったが、
(これは内緒でした)
よく頑張った。
帰りは親も置き去りにするほど
先頭で降りていった。
 
子供には一日で急速に大人になっていくことがよくあり、どこか誇らしげな顔・顔。
もう一人の孫は七五三で行けず、残念。ジージもいつまで登れるか!
 
農園は、秋野菜の遅れを取り戻そうと、出荷日以外は、ほぼ毎日、3畝程度の
衣替えをしている。(夏野菜を撤去し、堆肥撒き、畝作り、植え込み)
今年の冬の寒さは厳しそうで、冬の訪れを追いかけて、どれだけ植込みができる
かにかかっている。
 
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ここには枝豆が植わっていた
 
若い力が農園を活気つけて
いる。今まではほぼ一人の
作業であったが・・
 
昨日も福岡在住の青年が
当農園への研修を希望して
きた。
早速宿探し、国の新規就農
者支援制度の相談、
丁度、運よく振興局の部長
が挨拶に見えてくれた。
 
来年にかけて、農業を目的とする法人を設立の予定であり、
そこでの第一の目的は、農業を心出す若者達の受入、指導育成、を行う。
3年を経過すると、「(株)むかし野菜の邑」の構成員となる農業者への人材派遣、
そして、そこでの後継者としての指導が始まる。彼らには独立を果たしてもらいたい。
 
この自然循環農法を受け継ぐ若者達が個々に独立し、むかし野菜の邑のグループ
活動(生産・加工・流通販売・飲食)にて結集し、その農産物を求める(価値観を
有する)消費者との交流が活発になっていくことを願う。
次の時代を担う子供達に栄養価溢れ、美味しく、安心できる農産物及び加工品を
食べてもらいたい。
 
それは夢ではなく、先ずは橋頭堡は確保しており、確実にその一歩・一歩を踏み出
して行ってもらいたい。
そう、祈らざるを得ない。私などはその踏み台にしかならず、先は随分と永い。
そうは言っても、若者達にも生活があり、生産力や販売力を上げ、この5年は胸突き八丁となる。体に、心にさらに鞭を打ち続けねばならなくなる。
 
最近、産地偽装や食材偽装などの問題が表面化してきた。これは氷山の一角で
しかない。海老も人間の愚かしさを飛び跳ねて笑っているかもしれない。
食材を使うホテルや飲食店、あるいは、流通業者だけが悪いわけではない。
味も分からず、見てくれやブランド(この意味では有名な、あるいは、権威ある)に
しか目がいかない消費者にこそ、大きな問題があるのでは・・・
 
当農園の試みは、そんな世評の中で、自ら(グループ内)生産したものしか使わず、
農産物を販売、あるいは、加工品を作ろうとしている。
流通市場から手に入れずに、自らが生産しないといけないとなれば、伸びは無く、
事業としては面白みが無い。
しかし、ブランド(品質)は守れる。ここではそんな不器用な人間を育てることになる。
従って、研修生への第一声は、人としての生き方を説くことから始めねばならない。
お金を儲けることが全てではない。生き様にどのような価値観を持ち、信・仁・義
礼・愛を至上の価値観として持ち続けることはこの時代には難しいことではあるが、
それを強いて良いのかの迷いはあったが、今更、後戻りはできない。
 
イメージ 4下葉を掻き、上に伸ばす。
セロリの育て方です。
 
11月の下旬頃には
初出荷ができるか。
 
遅れている秋野菜も
急ピッチで種を蒔き、
植込みを行い、
何とか寒が来るまでに
育てたい。
本葉が出て、1ヶ月を
過ぎると何とか目処が
付くのだが。
 
 
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       秋の紅葉には少し遅すぎた。来年の春は深山霧島を見つけに
       皆で行こう。