農園日誌ー畑はもはや初夏?

25.5.23(木曜日)快晴、最高温度28度、最低温度17度
 
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  天に一点の雲無く、快晴の日だし照りつけ、雨降らず、畑はすでに初夏
 
4月までは最低温度が低く、野菜が発育不良。
5月は一転して高温少雨、五月晴れというより、夏の日だしとなり、乾季の気候。
この気候の異常さを野菜達は一斉に感知し、ブロッコリーは実を付けた途端、
花芽を持ち始める。
小松菜・青梗菜・春大根は肥大化が著しく、董立ちをし始める。蕪類はこの暑さで
巨大化に伴い、表皮が固く、線虫の活動も活発化する。
 
乾季の後は、急に梅雨入りし、雨季になるのではないかと、懸念される。
三年前の苦い記憶が蘇る。(夏野菜が成長不良のまま、雨季に突入し、根腐れ
起こした。このため、全て掘り上げ、畑を起し替え、植え替えを断行し、かろうじて
全滅を免れる)
 
実は露地栽培の農業は写真のようにいつものぞかな風景ではなく、人間も野菜も
この気候の変動の激しさに耐え、生き残る戦いをいつも繰り返している。
そして野菜も農人もたくましくなる。
 
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二番の畑の風景
 
竹の支柱が立ち始め、
ここは初夏の風景。
 
竹だけでも一体何本
あるのだろう。
 
皆、竹林から一本一本
切り出したもの。
 
自然の造形美が美しい
のぞかな畑の風景。
 
 
この処、春野菜が急成長し始め、出荷が間に合わず、出荷できないまま、董立ち
する野菜も出始める。野菜のアイテムも豊富で、出荷作業が連日続き、農作業
ができず、いらいらの毎日。そのため、最近連続100日以上休んだ記憶が無い。
勿論女性陣は全員主婦であり、週に1~2日は休んでもらうことになる。
 
昨日は、一日、50余名の個人向け出荷を行う(レストラン4軒)一人当たり、
11~14アイテムの収穫・整理・出荷作業を終わるとさすがに皆、座り込んで
しまうほどに疲れた様子に、ご苦労さん!と思わず声をかけて回る、それも
つかの間、翌日の畑作りの準備に入る。帰宅時間は20時を回る。
 
5.26(日曜日)は農業セミナー開催、そのメニューを考える。
今回は堆肥作りの実践を行い、別の会場に移動し、美味しい野菜作りと
その食べ方などを中心に行うつもりで、要になるのがお昼のむかし野菜試食会。
ここは女性陣に頑張ってもらうしかない。その献立を考えるのは私の仕事。
今回は一体どんな方々が見えられるのか、その会場でセミナーの内容は
組み立てるしかないと思い定め、とりあえず今日は寝ることにしよう。
 
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