25.2.16(土曜日)晴れ、最高温度7度、最低温度1度
近くの畑に紅梅が咲いた。それでもまだまだ寒い毎日。
畑には薄氷が張り、野菜を洗う手が悴む。
蕪類などは早くも莟立ちの兆候、巻かない白菜もどうやら、妖しい。折角トンネルを
掛けてここまで育ったのに、早く出荷しないと強い筋が張りそうだ。
先日自然農のお米や梨を作っている平野さんの家で農園スタッフと味噌作りを行う。
多くの方からの要望が強いのが手作り味噌。(完全無農薬の大豆やお米はなく
あったとしてもバカ高いものになり、やはり、自分達で生産するしかない)
煮上がったばかりの大豆、
今年は火の管理を付きっ切りで
行ったため、うまく出来上がった。
水を足し、火力を調整し、
小まめに灰汁を取る。
平野さんが仕込んでくれた米麹をほぐし、
煮豆と合わせる。
満遍なく混ぜ合わせたものがこれ。
冷えたら、ミンチにかけてつぶし、
玉にし、味噌樽にぶつけるように
して、空気を抜いてやる。
冷えるまで、昼食をいただく。
平野さんのお米と、当農園の高菜漬が合う。
残念ながら今年は30キロ程度しか味噌が用意できない。
(後もう一回味噌作りを行っても)
みんなに送っても一人300グラム程度でしかない。(7月以降)
来年は(今年は)大豆専用の畑を確保しており、何とか安定的に届けたい。
味噌作りはほぼ一日がかり、前日から一昼夜水に晒しておくため、中々に手間の
要る仕事となる。
畑は今、春野菜の準備中、
ブロッコリー・キャベツ
・レタス系数種・コールラビ
サンチュ・白菜・レッドキャベツ
白菜等々。
底に電熱器を入れ、トンネル
を掛け、ハウスでの育苗作業
芽が吹いてそのままでは
ひょろひょろとしたもやしに
なってしまい、適当な時期に
電熱器からはずし、太陽を
当ててやらねばならない。
今年はうまくいった。
トレイからポットに移し替え、
育苗中の春白菜とブロッコリー
ハウスの中で二重のトンネル
管理、これも下手をすると
傷んでしまう。
かなりデリケートな管理が
要る。
育苗ハウス内はやがて
ポットだらけになってしまう。
これらに夏野菜達が加わる。
晩秋~初冬に植え込んだ野菜達も春を感じて一斉に莟を持ち始めているようだ。
在庫が少なくなっているのに加えて、莟立ちが心配の種となるこの時季、莟立ち
寸前や直後であれば、美味しいのだが、しばらく経過すると筋が固くなり、食べれ
なくなってしまう。これも露地野菜の宿命。(絶対に市販されてはいない野菜)
それだけに春は何とも待ち遠しい。