農園日誌ー梅雨の晴間

24.6.13(水曜日)晴れ、最高温度26度、最低温度18度
 
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                     久住山のつつじ
 
農園に久しぶりの梅雨の太陽が差し、心なしか、野菜達が元気そうだ。
春野菜が虫に食べられ、その箇所から腐っていく、同時にこの湿った気候では、草は
伸び放題、ほとんどの完熟した春野菜が落ちていく。
その整理もつかないうちに雨が降り、畑を起こせない。夏野菜の植え込みはまだかなり残っているというのに・・・
明日は4番の畑の草取りと2番の畑の種蒔き(人参)、植え込み(茄子)、5番の畑に
春野菜の名残の苗を一か八かで植え込む。豆の棚の整理もまだだったか。
 
とに角やることは目白押し、久しぶりに光延種物屋に訪れたら、一段と痩せましたね、
などと言われ、そういえば、かなりきつい状態が続き、休む暇も無い・・・
 
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3番の畑の茄子まだ小さい苗なのに
茄子の子供達が成り始めた。
 
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伏見とうがらしも成り始めた。
焼いて丸ごと食べるとうまいんだ。
今年は万願寺とうがらしと同じく豊作か!
 
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伏見とうがらし、パプリカ、茄子
ピーマンと並ぶ。
 
 
 
(春野菜と周年栽培の難しさ)
 
早春には虫があまり発生してこなかった。おそらく例年より寒い日が続いたせいだろう。
その替わり、晩春になってからは虫の発生の凄まじい事、凄まじい事、蕪や大根は
セン虫で傷だらけ、外皮が硬質化していくし、白菜・キャベツ・青梗菜などは虫の餌食となり、かじられた所から茶色に変色し腐っていく。
 
例年この時季に、取引を辞めるお客様が多い。春野菜はまったなく急成長し、野菜の
ボリュームは増え、虫と湿気で痛んでくるため、荷が着いたころには茶色に変色し始める。ハウスと異なり、露地栽培では厳しい自然環境をそのまま受け入れるしかない。
一農園での周年栽培は農場も、お客様もリスクの塊りとなり、その自然環境を受け入れてくれる人しか残らない(特にこの時季が厳しい)。それも仕方がないこと。
 
「美味しく栄養価の高い野菜」と言っても、いつも美しくきれいな状態ではなく、お客様に申し訳ないな、と思いながらも出荷する毎日。
早く梅雨が終わり、夏野菜が出来てこないかなと、考えるのもどこか、自然の営みに反することになるのか!今日も葉野菜の何とか出荷できそうな物だけを選別して収穫作業や出荷作業に追われる。
 
これらのリスクは何も農園側だけではなく、価値観を共感して頂いている消費者も傷んだ野菜を取り続けるという点ではある意味、リスクを共有しているとのことでは・・・
 
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待望の露地トマト、これは酸味のある
、勿論甘みもある瑞栄とういう品種
生食よりも調理するとその美味しさが
際立つ。
今日出荷の合間にようやく第一号のトマトの手(支柱)を張り終える。やがてここ(4番)
の畑は「手」だらけになる。トマト・フルーツトマト・万願寺・茄子・ピーマン・パプリカなど