農園日誌

24.6.5(火曜日)雨、最高温度20度、最低温度17度
 
イメージ 1
             久住山の深山霧島、山頂の途中にて
 
今日は終日雨の一日、梅雨真近というのに、にんにくは半分しか引いていない、
玉葱は半畝残り、赤玉葱は一畝全部残り、早く引き、皮を剥き、吊るしてしまわねば
長雨や湿気で腐ってしまう。
収穫し終えた豆類の棚の撤去ができておらず、畑が空かずに夏野菜の半分もまだ植えつけてはいない。草は畑を覆い、最低限の除草しかできてはいない。
植えつけたトマトを見れば、芽掻きをしなければ、支柱から身を毀れさせて、倒れ掛かっている。焦りと疲労が増幅する。
 
そんな中、孫達を連れて久住山につつじを見せに、チャレンジしたが、途中で妖しげな雲に阻まれ、途中下山。
 
イメージ 2
忙しい農作業の中、孫達に見せてやりたいつつじの群生地。
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
黄山越えを目指したが・・・
 
イメージ 4
子供は幼い時、このようなきつい思いや頑張ったという思い、成し遂げたという
充足感を味あわせてやることが大切とのジージの思いからでした。
長女の「ひなた」はきつかったのか、もう行かないと、次女の「かおる」は又行きたいと!
内の長女のとこの「はると」はかなりバテ気味、ダイエットと鍛えと根性が必要・・・
長男の「かける」は私のしょいこで行きも帰りもぐっすりとお休み。
皆、性格が違うがやさしい、良い処を伸ばしてやりたい、と思う。
 
この子達の将来に明るい未来を残してやらねば、今の日本の閉塞感と暗さにいらだちがつのる。実がなく、建前ばかりが目に付き、自分のみがあり、他人がいない、人を思いやる心が薄く、志や希望が乏しい社会にはしてはならない。
 
イメージ 5
        飯田高原のタデ湿原、ここは春夏秋冬、私達を和ませてくれる。
        リベンジを誓い下山し、ここでお昼ご飯を食べる。
 
例年、晩春は野菜が枯渇し、端境期が訪れるため、今年は頑張って春野菜を数段階
にて植えつけた処、成長が急加速し、野菜は溢れ、夏野菜用の畑が空かない。
思うほどにはうまくは行かないか!この後の端境期が怖いため、あの手この手で端境期用の野菜を植えつけていると夏野菜の半分近くが未だポットのまま。
 
イメージ 6
 
 
人参を思い切って一杯植え込んだ。極寒の二月にしては皆、順調に成育してしまった。
(端境期を凌ぐための野菜)
 
これからはしばらくは人参が続く
ことになる。
隣のいんげん豆もかなりの量を確保している、(二段階植え)
 
 
前回のブログで有機JAS認定の野菜にもおかしなものが多いとか、名ばかりの有機野菜とか、申してしまいましたが、誤解しないでください。
一生懸命に有機無農薬栽培に取り組んでおられる方々もいらっしゃいます。
しかしながら、キャベツ畑にチョウチョが乱舞する風景、いかにも長閑ですが、その後、必ず卵を産み付けます。2~3週間後、青虫が大量に産まれます。どうなるか、皆様は
お分かりですよね。(手で虫取りするには限界があります)
土作りを行い、土が次第に肥沃になります。そうすると、多くの虫がその肥沃な土の中に産まれてきます。夜登虫などの蛾の幼虫です。
キャベツは穴だらけ、ブロッコリーは虫だらけ、とても皆様へお届けできない状態になるばかりか、すだれのようになってしまいます。
 
このような無理なことを強いる仕組みが有機JAS認定です。消費者保護という建前のために定めた法律です。(有機農業者はまったくと言って保護されませんが)
そうなるとそれをかいくぐって建前が有機JAS認定の野菜が出回り始めるようになる。
しかもそれはきれいな、きれいな野菜です。
私が言いたいことは、建前ではなく、自分の良心に恥じない農業を行っている有機農業者を信じていただきたいということです。(それは国が言うところの有機野菜ではないですが)
前回のセミナーで、私はこう言いました。
こそっと農薬を使い、土中消毒を行うことは誰も見てはいないと人は言うが・・・
「天が見ており、地が見ており、なにより、自分が見ている」と・・・・