24.5.30(水曜日)曇り、最高温度20度、最低温度16度
いんげん豆の棚(2番の畑)
4月初旬にポットに種蒔きし、
4月18日に定植。
5月下旬には初収穫となる。
今年は春野菜の成長が早い
高温にもならず、気候が
あったのか?
全ての春野菜が生長が早く
おそらく、あっと言う間に
終わってしまいそうな勢い。
そうなると夏野菜の間に
端境期がやってくる。
この時季は春野菜で、30~40種類、夏野菜で20種類の植え付けを行っている。
このため、一農園で毎週替わりの野菜が各家庭ややレストランに届けられる。
一週間に送る野菜は10~15アイテム、レストランは20アイテムとやや多い。
飽かせない工夫をしているが、どうしても今年のように成長が早いと野菜の量が急増
したり、極端に減ってきたり(端境期)と頭が痛いことになりそうだ。
お客様にはそのため、この時季は瞬間的にどっと春野菜が届けられる。ご迷惑を
おかけしているのではないか、と心苦しい。
先々週から豆攻勢に始まり、今週からはサラダ野菜攻めとなります。
これも自然のなせる業であり頑張って食べて頂くことになる。自然の恵みに感謝、感謝
そして農園からはお詫び申し上げます。
最近のお客様からの便り(メール)では、
「冷蔵庫を開けると青々とした野菜が一杯に詰まっている。昨日野菜が届いた。何だか
幸せになったような気分。用もないのに冷蔵庫を開けてみる。一週間何を食べようかなと思いをめぐらす。皆やさしく力強く美味しく個性が溢れている」
ただただ、うれしいです。そんなふうに食べていただくなんて野菜達に伝えておきます。
「実エンドウの砂糖煮が美味しく感動」
メールでは醤油煮となっていたが、砂糖煮ではと聞くと、早速訂正が入る。(砂糖煮に
少し醤油を加えると美味しいとブログで紹介していたため勘違いとなったようだ)
私の好物を早速料理して頂きありがとうございます。
でも皆様にお配りしたら無くなってしまい、佐藤家では食べられておりません。
非常に残念です。
「サラダ野菜(レタス系・サンチュなど)は美味しくないと感じていたので今まで食べなかったのですが、佐藤さんとこのは味があり、食感があり、食べるようになりました」
今週から再来週頃まではサラダ野菜攻めとなります。その言葉後悔しないですかね?
ズッキーニと人参(2番の畑)
今年は皆様にズッキーニを
お届けできそうだ。豊作の予感
瓜蝿がしつこくまとわりつき、
葉を食べてしまい、成長が
できない。行灯といって、紙を
巻き、防除した。
ズッキーニは味がないのが常識
ですが、当農園のはしっかりと
味がし、ほんのりと甘みさえ。
お尻、そしてお尻。これは美味しい野菜作りセミナーの一齣。ハーブを収穫中の風景
皆様、熱心にハーブティの花を摘んでいただきました。
この後、挟間未来館にて講座を
開く。
光延種物屋さんのお客様を中心
にした美味しい野菜作りのセミナー風景。
テーマは野菜の美味しさとは?
土作りや低窒素栽培によって
のみ美味しい野菜ができる仕組みなどを講演。
皆様の感想、楽しかったとのこと
最後にむかし野菜の試食会
蕪各種のにんにくソテー
サラダ野菜
具沢山の野菜スープ
ちしゃ揉み
実えんどうのご飯
空豆の焼き物
料理担当の女性陣はお疲れ様
でした。感謝しております。
感想は、ただ、美味しい!の一言
ご自分達の作っている野菜が
いかに肥料過多であったのか!
試食会の後、座談会。
皆様、常から家庭菜園をやって
おられ、熱心に野菜作りの質問が集中した。
熱心にメモを取られており、こちらもいい加減なことは言えない。
やはり問題は虫の害。皆さん
深刻なようだ。
九州は今や亜熱帯地域、虫は季節によっては集中し、全滅になること、しばしばで、農薬はやはり必要になる。そこで内の例を挙げて説明。
有機野菜(自然農法も)と称して、きれいな野菜がマーケットに大量に出回っている現状を紹介し、中には土中消毒や残留性の強い農薬を使ったと思われるものまである。
皆さんは有機無農薬を一応は目指しておられるようだが、それは概念に留めて、予防
処置はどうしても必要になる。
農薬と言っても、皆さんはガス性の瞬間的にしか効かないものもあり、それは光合成
分解により、葉面散布程度であれば、半日で消滅してしまうのをご存知ですか?
但し、二つのことは守りましょう。
一つは野菜が幼い時期には虫害から防除してやらないととてもかわいそうな結末となる
そのため、その時期に限定的に使用し、もう一回は大人になる前段階に一度、
それが限度です。
二つ目は、決して土中消毒はしないこと。土作りに不可欠な微生物などを消滅させて
何の有機野菜でしょうか?後は、手で虫を取ってやることですね。
その緯度は、北海道です。果たしてそんな寒冷地に虫が大量に発生しますか?
そして、オーガニックは実は120年前の日本の農業をそっくり真似たものであることを
ご存知でしたか?日本の先人達の知恵をもっと自慢して良いのです。
野菜などはもってのほかです。などなど、を語り、会を締めました。
忘れておりました。
平野さんです。彼は皆さんにも
御馴染みの自然農の梨生産農家であり、自然農のお米生産者です。
この機会に彼の努力・工夫を
紹介いたしました。
周囲の農家から蔑視の目で見られ謂れの無い中傷を受けても不屈な精神で頑張っておられることなども知って頂きたいのです。
私の大事な仲間の一人です。
今回の試みは、大分市場において、草木堆肥による野菜作りを広めることによって
特に美味しい野菜とは何?どうしたらこんなに美味しい野菜が出来るのか?大分市場
で農業の裾野を広げていきたいとの思いからでした。
口コミ伝播によって、同行者が増えて、消費者が美味しい野菜に興味関心を持って
もらえたら幸いですが・・・