農園日誌

24.5.16(水曜日)晴れ、最高温度24度、最低温度16度
 
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         じゃがいも(アンデス)の花が5番の畑一面に咲き始めた
 
じゃがいもの花は品種によってその色も違う。アンデスは赤い芋であり、花も濃いピンク
色になり、メークィンは白っぽいはなが咲く。
じゃがいもの花が咲く年は豊作になる。去年はまったく咲かなかったため、小さな芋を
畑から探しながら掘り出した。今年は美味しい芋がたくさんとれるのではないか。
毎年同じように作っているのに、どうしてこうも違うのか。農業が自然の中の営みであることを改めて思う。
 
関東のKさんから、メールを頂いた。
「キャベツをスーパーから買ってきたら、娘もご主人もあまり手を付けず、かなりな不評であった。改めて佐藤さんの野菜に慣れ親しんでいることに驚き、慣れとは恐ろしい」
「このキャベツの農家さんも一生懸命育てているのに・・・と申し分けなく思いました」
と言った概意でした。
 
まだ返事は打っていませんが、Kさんのお気持ちは同じ農家としてありがたいことです。
前にも述べましたが、「頂きます」の本当の意味は、「貴方の命を頂き、おかげさまで
生きております」と言う意味です。
 
野菜に限らず、我々は生き物を殺生して、毎日食べて、そして生きております。
それは、極く当たり前になってしまい、その殺生の意味もその食べ物に関わった人たちの努力や自然の営み(恵み)に感謝することを忘れ、自然の中で生かされている生き物であることも感じてはいない。関東東北大地震などがすぐ前にあったばかりなのに!
 
子供達に自然に対する畏敬の念、人に対する感謝の気持ちを伝えていくのは、大人の責任では?
 
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収穫間近い空豆
 
何故、空豆かって?
 
空に向かってお尻を上げているから
収穫適期になると、下がってくる。
 
殻付きのまま、コンロで焼いて
剥いて、岩塩で頂く。
 
 
 
 
物のついでに、言わせて頂くと、
新しいアイテム(野菜ですが)を送っても、なにも反応が無いレストラン、良いとも、
悪いとも言ってこない。珠にはうまい!とか、こんなの要らないとか、言ってきても
よさそうなものを!それを珠に止めてみると、「何であれが入っていない」と・・・
 
冷静に考えてみると、レストランのチーフシェフは毎日の献立をいつも考え、その素材
を買い揃えるのにかなりな頭と手間と時間を費やしている。
もし、長年の野菜のパートナー(例えば佐藤自然農園)から、季節ごとに自分の皿に
盛り付ける肉や魚の添え野菜を20~30アイテム分、彩りや盛り付けを考えて送ってくれるとしたら、自分だったらうれしい!
 
最近、そのように考えるようになったら、腹も立たない。勝手に信頼してくれているんだと思うようにしているし、本当はこちらこそありがたいことなんだ、と・・・感謝ですね。
 
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ようやく植わった夏野菜達
 
獅子ピーマン
加茂茄子
黒陽茄子
ピーマン
など、
 
前年のカレンダーでは、約一ヶ月ほど、今年は植え付けが
遅れている。やはり寒いんだ
と思う。
 
 
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