季節の移ろい

24.5.9(水曜日)晴れ、最高温度26度、最低温度16度
 
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今年の春は寒い日が続いたためか、特別に熱い。雨もほどほぞに降り、畑の春野菜
は競い合うように、太り始め、董立ちも急加速。
出荷に大忙しの毎日、早くお嫁にやらないと長けてしまう、の心境。
今日は残念ながら、一個だに出荷できず、春白菜を一列鋤き込んだ。隣のブロッコリー
も又同じ。人参はその1/3は董立ちし始める。これも寒から一転、急な暑さによるもの。
大根も同じ運命を辿るしかないようだ。
アブラナ科の特徴)
 
春は年によって異なるが、このようなリスクの塊り。昨年、農業を始めた河野さんも嘆くことしきり。植えたもの、育てたものが皆、出荷できるとは限らない。
 
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やきもきさせられたが、この暑さでようやく実がぷっくりと膨らんできた。こうなると甘さも食感も半端ではない美味しさ。
絹さや・スナップ・実えんどう空豆
と続き、いんげん豆の時季が来る
春はこれらの豆類が食卓を彩る
これには董立ちの心配がない替わりに、降雨量によっては成長
が止まるというリスクやカメ虫被害が出る。
 
畑一杯の春野菜のために、夏野菜を植え込むスペースが空かず、頭が痛い。
春野菜が終わると、夏野菜の間に瞬間的に小端境期が訪れる。
 
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じゃがいもの花、この花が満開になると
高収穫になる。今年はその予感がする
 
イメージ 5関東のミセスSさんからのメール
(Sさんには時折、料理の写真やレシピをお願いしており、参考になります)
 
ブロッコリーは茎の皮を剥いて花芽の
部位と分けて茹でるのですが、佐藤さんのは茎を付けたまま(剥かず)さっと茹でるとまったく固さを感じないのが驚きでした。
茹であがりは深い緑、茎がぽりぽりと
歯ごたえよく、味は濃く甘みを感じる
今まで食べていたものは「ブロッコリーのミイラ」のよう。
 
上のサラダはしっかりとオリーブ油など
(塩胡椒)を加え、手で揉んでおり、
さすがに手を抜いていないなと・・・
 
 
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大根の葉を刻んで炒めた常備菜
塩・醤油・オリーブオイルで薄めの味
料理素材として重宝。
ご飯のお供、パスタやスープ、肉と炒めて、
味噌汁や和え物、炒飯などに、
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さっと塩だけで歯ごたえを残すように炒め、
最後に黒故障と粉チーズをふって、
大好評でした。
本当に美味しい野菜は手間いらずです。
 
まだまだ続きますが、今日はこのくらいにして・・・関東のミセスSさん、ありがとう!
 
(野菜の価値ーPARTⅡ)
以前、野菜は見てくれが一番!にどうしてもなってしまう残念な消費者達の話をしましたが、野菜作りの現場を感じておられない方々はどうしてもそんなエアーポケットに落ち込んでしまいがち。美味しさ=栄養価が高いのが野菜の価値ではないでしょうかね・・・
今度は、大きさを自慢し合う農家のお話し。
近くの農家や家庭菜園の人たちが陽だまりでお話をしておりました。
何でも今年の玉葱のようですが、「あんたとこの玉葱は大きくて立派やな!」
「そうかね。内は牛糞や油粕を仰山入れたからな。追肥に肥料(化学)を入れたもんな」
「玉葱は肥料を食うからな!たんと窒素をやらんとな!」「内も来年はそうしよう」
見るとフットボール(少し大げさかな)くらいの大きさでした。さど美味しくないだろうな!と思いながら。
 
野菜は、窒素過多になると、急肥大し、内部にはデンプン・炭水化物が多く含まれ、そのまま収穫となる。腐りが早い。
窒素が少ない土壌では、収穫前には、窒素切れを起こし、小さいながら完熟する。
内部には糖質・ビタミンが多く内包され栄養価が高い。腐りにくい。
 
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サラダ野菜(レタス系)の畝、隣を鳩が闊歩している。虫を採ってくれるなら良いのだが
彼らは、種を蒔いたばかりの豆や芽吹いた新芽をついばむ。畑にとっては害鳥となる。