野菜の栄養価とは!

24.4.24(火曜日)晴れ、最高温度22度、最低温度12度
 
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            今年も咲きました。ジャーマンカモミールの花
 
この花が咲くと、フレッシュハーブティの季節がやってきた。
近々、フレッシュハーブを一度メニューにいれてみようか、と思う。
 
今日は明日、雨との予告があり、植え付け作業に朝から忙しく、帰宅したのも19時半
を回っていた。
二番の長い畝を三畝、草木堆肥を振り、少し多目の焼き灰や牡蠣柄を入れる。
ズッキーニや瓜などには植え込みの際、先肥料(草木堆肥+完熟バーク堆肥)を
株元に施す。(成長期間の長い野菜には草木堆肥の特徴である低窒素を補うため)
女性陣がその後、キャベツ・インゲン豆・ズッキーニ・漬け瓜などを植え込む。
その合間に、じゃがいもの土寄せ作業を行う。寛子さんも手伝う。
 
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5番の畑
 
じゃがいもを7畝分(230キロが入っている)
数日はかかりそう。
 
中々に腰が入り、半端な
男性よりは上手。
 
今年は北あかり・男爵・
アンデス・メークィンを植える
5月下旬頃から出荷か?
 
 
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キャベツ・コールラビの植え込み風景(2番の畑)
茂登子・寛子さん
若い女性が農業をする。
よい風景かな!
 
こんなに小さな苗から
大きな春キャベツが育つ。
 
左に見える赤い野菜は
トレビス(サラダの貴婦人)
うまく巻いてくれることを祈る
 
 
休む暇なく3番の畑に堆肥を振り、明日の植え込み予定である万願寺とうがらし
畝作りと種が残った金時生姜の畝を作り、啓子さんが植え込む。
堆肥を振り終わらないうちにうるさい孫たちが保育園から帰ってきた。一人堆肥を振っていると孫のひなたが、「じーじ!チョコレート」と持ってくる。この子なりに思いをつたえたいのだろう。やさしい子だ!
その後、手を休め、ひなたとかおるを両手に抱っこしてやる。重くなった。
 
皆を帰した後に、トラクターを一人かける。今日の作業はこれで終わり。もう周りが
見えない。帰宅の途につく。
 
(野菜の栄養価)
 
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                発芽したばかりの黒大豆の種
 
最近、癌になられた方が野菜を取られるようになった。これで4人目だ。
野菜を食べた後に、塩分が取れないから佐藤さんの野菜は味があり助かります、との
メールが入る。「野菜を楽しんでください。そうすると内から体が元気になりますよ。野菜の力を信じて長くつづけることです」と答えた。
このような時にいつも思うのだが、消費者の方は、野菜にどのような思いと価値感を持っているのだろうと。
通常の消費者の声として、「野菜は美味しかったです。でも何故こんなに小さいの!
傷んでいるところがありますよ!形が様々なのですね!」などと、言われる方が時折
おられる。このような方たちは長くは続かないことのほうが多い。
 
おそらく、「美味しい」と「野菜の評価」は違うようだ。美味しいのはタダで、見え形が悪いのが評価となることが一般の方々には多い。
それでは、「美味しい」=「栄養価が高い」ということは同義語と理解しておられる方々
がどれだけいるのか?
 
(美味しいの定義)
「味・香り・食感・旨みの四つの要素が備わった野菜が美味しい」とおもうのだが。
これらの特徴を持つ野菜は栄養価が高いことになります。
(このことは又、別の機会に詳しく語りたい)
野菜作りの中で、これらの要素を揃えるのはかなり難しい。むしろ、人間の力では
無理であると思う。自然の営みに任せてやる(土作りは微生物相を作り上げること)
ことでしかできない、と長年の土作りで確信を持っている。
 
私が地域活性化を目的にして、有機農業を目指したことは前述したとおりだが、
ここに来て、流通そして消費者が作り上げてきた野菜の価値観=評価を変えたいと
最近は思うようになってきた。様々な消費者や生産者達と接してみて、切にそのように考えるようになった。
 
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出荷間近い春キャベツ
(越冬キャベツ)
 
このキャベツもどうやら
巻き込むことに意を
決したようだ。
 
次第に巻きが固くなり、
来週以降に出荷
の予定。
 
(三番の畑)