24.1.30(日曜日)晴れ、時々曇り、最高温度8度、最低温度1度
農園は白い雲が浮かんだようにびっしりとトンネルが並ぶ(3番の畑)
明後日からの大寒波に備えて、厚さ0.03ミリのトンネルではどうやら野菜が
耐え切らないようだ。その上に二重にトンネルを重ねる作業を行った。
こんなことは農業を初めて初めてのことであり、こんなにトンネルに覆われたことも
未だかってないこと。
今日はお昼ごろから、第五回の農園セミナーを開く。ふと近くの椿に目をやると
寒椿の花が一輪。
もうすでに女性陣は試食会の準備に先に狭間町未来館の調理教室に出向き
料理をしてくれている。
春キャベツ・赤蕪各種・人参など、生食で食べてもらう。キャベツなど、聴講生がわざわざ近づいてきて、旨い!と
サラダセット
水菜・ほうれん草・赤ほうれん草
色とりどりの生野菜。
これは当農園の人気商品。
黒大豆(黒豆)
正月の残りを・・・
豆の味が濃いと!分かる人には分かる。
大根葉の塩もみ、胡麻風味。
(カボスを絞って)
極小のじゃがいものコロコロ煮。
牛肉と甘がらく煮詰めたもの。
ご飯のお供には最高。
小さいじゃがいもは芋本来のエグミが
それが旨みとなって食欲をそそる。
(エグミと旨みは舌の奥の方で感じる
草木堆肥で育ったものは旨みへと
変化する。エグミと旨みは、だから、
紙一重の違いに過ぎない)
今日の主役。
どちらかって?勿論、ケンチン汁のこと。
大根・里芋・人参・葱・ごぼう・
生椎茸など、
互いに出汁を出し合って、美味しいこと
美味しいこと。
日本の代表的な具沢山の野菜スープ
になります。
主食の菜は握り飯。
これは黒大豆入り。
玄米ご飯(玄米3:白米7)
白ご飯のおにぎり。
平野さんの自然農のお米です。
野菜ずくめのバイキングとなりました。
子供連れのおかあさんが、9カ月の
乳児が(歯が三本)ケンチン汁の中の
ごぼうまで食べたそうです。
どうやら、皆様、野菜の美味しさを
再認識頂いたようで、先ずはよかった!
よかった!
今回のセミナーは消費者の声!と生産者の声!を同時に語ってもらうという企画。
今日のお客様達は、一様にレベルが高く、(特に消費者の方々)生産者の方々も
それに追いついていただけるとうれしいのですが・・・
試食会の前に、美味しさの基準は何?どうしたら美味しい野菜ができるのか?
野菜が美味しくなる(完熟するメカニズム)の説明。土作りとは何?どうしたら
良い土が出来るのか?微生物層をいかに作り、土をほかほかにする団粒構造
とは?などなどを一時間ばかり説明。
どうやらこれはご理解がいただけたよう。
後半はそれこそ、フリートーキング、私が皆様の質問に答える形で、かなり熱心な
時間が過ごせたと思う。二時間も要した。
その中で、美味しい野菜=栄養価が高いということはご理解頂き、
では、そのような野菜や生産者との出会いの場を如何に作っていくかなど、
私が驚くような方向で(勿論私が目指しているアンテナショップ構想など)消費者は
提案してくるなど、
これは次には明確な方向性なり、方針や具体的計画なども提示していかねばと、
考えさせられた。
国や学者達が考えているよりはるかに消費者のほうが先を見ておられる。
時代は将に動こうとしているのかな?