農園日誌(里の秋)

23.10.23(日曜日)晴れ、最高温度25度、最低温度18度
 
                    里の秋の風景、
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朝晩が急に冷え込み始めた。日暮れも早く一日が短い。
疲れが溜まる季節になっており、朝起きるのが辛く、一日の始動が遅くなっている。
この野田の里にも秋が訪れ、隣の柿の木に鈴生り、むかしは良く柿を盗みに行った
ものだが、今は誰も見向きもしない。
 
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       2番の畑の風景。左からブロッコリー・九条葱・人参
 
この畑は集中豪雨で、完全に水に浸かり、生き残ったブロッコリー芽キャベツ
根が呼吸できず、成長が遅くなっていた。ようやく除草も兼ねて畝上げ(中耕作業)をすることができた。これで根は活性化し、成長してくれると思う。
中耕作業は、畝下を堀り上げ、根に酸素を与えてやる重要な作業。最近は
手を抜くため、平畝にしている農家が目立つ。
 
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5番の畑の風景、
 
雑草に覆われていた畑がきれいになった。
秋野菜の第二陣の種蒔きをし、
新芽を吹き出したサラダセット・
大根の幼い芽が秋の風物詩。
(豪雨にたたかれたにもかかわらず、わりと被害も少なく頑張って
いる)
左端は土寄せを待つ九条葱の
畝。
 
 
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5番の畑、じゃがいもの畝
 
葉が密集し、茎が垂れ下がり始めた。土の中では白いストローの
先にピンポン玉の大きさの実ができている。(ジャガイモは茎です)
 
この茎が完全に地面に着くようになると、収穫時期になる。
後少し、11月の中旬過ぎに初収穫
となるか!
 
 
 
秋野菜は、10月~11月にかけて成長し、12月頃から本格的な出荷となる。
5年前はそれが一月早かった記憶があるが、これも温暖化の影響。秋野菜が冬に出荷となる。季節感が狂ってきている。
それだけに、この季節は、夏野菜と秋野菜・冬野菜が畑でいつも同居しており、畑のやりくりがかなり難しくなっている。
この時季(最低温度が15度を下回らない)に如何に多くの植え付けができるかが
勝負となる。
種蒔きはもっと早く、8~9月になるが、暑すぎて、成功確率が30~50%とかなり低くなる。無理に作った大根などは味は良いが、苦味が出てお客様に申し訳ない。
 
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9月初旬(適期)に蒔いた大根
11月の初旬に出荷。
まだ少し小さいが、味は最高。
 
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大根おろしで食べてみたが、本来の内の味。
奥深い味が何とも言えず、ご飯が進む。
 
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4番の畑、
サラダ蕪の畝、
佐藤自然農園の中秋の味覚の代表、蕪はサラダが美味しいが、
葉が隠れた人気NO1.
湯豆腐や鍋の具として、最高の
美味しさとなる。
少し先行して、我が家で湯豆腐と
豚肉のシャブシャブをした。
小松菜と並んでこのサラダ蕪の葉の美味しかったこと、美味しかったこと。
 
※この時季、大根葉・聖護院の葉・サラダ蕪の葉はまだ若い状態の時は、そのまま で鍋にしても良いが、少し長けて来ると、若干湯がいてから鍋の具材とする。
 
秋野菜が本格的に台頭してくると、夏野菜が終わりを迎える。
夏野菜の終わりに、その美味しさが最後の光を放つ。所謂、落ち旬の時期を迎える
茄子などはこの時季、小振りになり、ずんぐりとした形になる。
 
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濃い茄子色が最後の光を放つ。
 
収穫量は激減しみんなに届くか?
 
パプリカなども成長が止まり、色付きが遅くなる。
 
青いままのパプリカを
出荷して終わりとなる。