農園日誌

23.8.30(火曜日)晴れ、最高温度32度、最低温度25度
 
今日は朝寝坊をしてしまい、畑に着いたのは8時半頃、暑さは体力を次第に
奪う。一週間の内、1日は休みを取るか。気になっているのは草茫々の畑。
垂れ下がっているトマトの棚、じゃがいもの植え付けや大根などの種蒔き用の
畝作り、その前にしつこいこぶし取り、などといっていると中々に休みが取れない。
 
朝、急に成長してきた茄子の紐掛け作業を炎天下の中、3時間かけて終了。
二日かかりの作業が終わった。
その間、寛子さんが秋獲りの絹さやえんどう・スナップエンドウの苗を植えつけて
くれた。二人とも顔には玉の汗。炭酸飲料がとにかくうまい。
 
イメージ 1筍芋(京芋)ー2番の畑ー
(筍に似ている)
南方系の芋で、何故か京都の
人がちゃっかりと京芋と名づけた
 
ねめりが少なく、あっさりとした
食感と味。そのため、汁物・
椀物に合う。(出汁を吸い込ませて味わう)
当農園の筍芋は味があり、旨い
9月下旬頃からの出荷
(初秋の味覚、お楽しみに)
 
午後からは、由布市のブランド推進課の首藤さんとセミナーや今後の市の
対策などの協議を行う。最後は勉強会になってしまう。仕方がない、世代が違い
過ぎる。ついつい教えるような姿勢になってしまい、申し訳ない。
 
午後は、皆で、じゃがいもの植え付け作業と人参などの水遣り、季節遅れの南瓜の
袋掛け(行灯と言う)作業で今日の作業は終了。
その後、私は、こぶし取りや竹の支柱作りが残っている。夕方、8時頃帰宅。
 
帰ると、関東のSさんからのメール。生のトマトをつぶして、他の野菜とともに、
ガスパチョにし、塩味で味付け、最後に青紫蘇を振り、今までイメージ通りの
味が出せなかったがやっと美味しく仕上がったそうです。当農園の野菜様様です。
福岡の一流フレンチ、ジョルジュマルソーも同じことをやっており、人気メニュー
だそうです。
今度は、Sさん、金時生姜を使った和風料理を考案してみてください。お願いします。
マルソーでは洋風茶碗蒸しをこの生姜で作っているそうです。
 
イメージ 2
 
これで貴方も私達と同じように「むかし野菜」の呪縛から離れられなくなりそうですね
Sさんのメールで、私の泣きが入っていたようで、これからは弱音は吐けません。
 
イメージ 3
焚き火ではありません。造園会社などが持ち込んだ木や竹を燃やして焼き灰を作っているところです。
この暑い日にこの作業はかなりきつい。
ストックがなくなり止むを得ない。
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
この草木や竹の中には、多くの微量
元素(ミネラル)が含まれています。
焼畑農法はそう言う意味では
両理(利)にかなったやり方です。
日本の「花咲かじいさん」の話は
ご存知ですね。枯れ木に花を咲かせたと言うお話でした。
この灰はミネラルだけではなく、炭素・カリ・アルカリ質などの特徴があり、酸性化しかけた土を再生させます。
堆肥振り作業は、草木堆肥だけではなく、この灰と牡蠣柄・苦土石灰も同時に施肥します。
 
故事や昔話はちゃんとした謂れと根拠がある、とのお話でした。