農園日誌ー秋、盛り

30.11.7(水曜日)晴れ、最高温度23度、最低温度12度

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               秋野菜に覆われる5.6番の圃場

 この圃場も草木堆肥歴7年目に入っている。
秋のやさしい残光を浴び、くっきりと浮かび揚がる。
今では主力の畑の仲間入りを果たして大活躍している。
8年前はここは竹藪・葛に覆われて、ゴミ捨て場と化していた。
竹を切り、根を起こし、葛の根を引っこ抜き、石やゴミを拾い、まるっと一年を掛けて
開墾してきた。近在の住民から何とかしてくれと頼まれ、今、思えばよくやったものだ。
農業とは、最初は概ね開墾作業や水利などの土木工事を伴い、ようやくまともな
畑化するものであり、地域で働き手のいなくなった余りにも多くの農業地がブッシュ化している。元に戻すことは容易ではない。
地域・農業の切り捨てを行っている現政権は、一体、日本をどこに導いていこうとしているのか。中央にしか目が行かない国や大多数の国民は、食の安全性や確保を
軽視していると、やがては国が滅ぶことになるのに・・

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4番の圃場。
草木堆肥歴10年目。

ここは、福祉施設に貸していた圃場であり、
あまりにもひどい扱いをしているとのことで、地主から相談があり、
借りた畑。

なるほど耕せば何かは分からないが、様々なものが出てきた。

草木堆肥を施肥し、畑の浄化を長らく行い、微生物や放線菌などの助けを借りて、ようやく、土が蘇り、今では農園の主力の圃場となっている。

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3番の圃場、10.27の風景                 11.7の風景
草木堆肥歴14年目の圃場。

ここは周囲を竹藪に囲まれ、風通しが悪く、中々に苦戦を強いられてきた圃場。
売買されたのか、今では、周囲を切り払われ、今度は台風などで風当たりが強い圃場となっているが、これからは徐々に良い畑となっていってくれるだろう。

約10日ほどで、見違えるように成長している白菜やキャベツ達。
なるほど、今年の秋は秋らしい穏やかな気候となっていることが実感できる。
秋に白菜やキャベツか無いと言う不条理な結果にならなくて、ほっとしている。
不安定な気候が、余りにも長く続いたため、恐怖心や疑心暗鬼が芽生えていた。
これが日本の本来の秋なのです。

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                     3番の圃場

 畑一面に緑の絨毯を敷き詰めたような美しい畑となっている。
よく見ると、緑も一様ではなく、濃淡があり、色とりどりの野菜の景色があり、畑の周囲は秋の盛りの風景が拡がる。


 ニュース番組では、連日のように、アメリカのトランプ大統領時報が流れている。
あれだけ、独断と偏見の塊の大統領が選出されたことだけでも驚きなのだが、支持率が落ちていないことのほうに呆れている。
やはり、アメリカという国は二つの国家があるようだ。
世界でも民主主義が危機に陥っている。と言うより、民主主義と言う名の元に、社会では階層や特権階級が生まれており、それに嫌気がさしたのか、国民を導いてくれるより強い、指導者若しくは支配者(独裁者)を求めている国民がいるのかもしれない。ヒトラースターリンのような・・・

これはかなり危険であり、そのことに気づこうとしない無関心層が増えている点では、アメリカや日本も同じなのかもしれない。

 日本では水を民営化しようとする動き(すでに法令が制定されている)が出ている。
空気や電気と同じように、水は人々の命を制する。
民営化された果てに、その料金や水質の維持は、営利を目的とする民間の意思に任される。一体、いつの間にこのような法案が通ったのか?
日本の独裁者も支持率が高い傾向にある。
この後、日本は、あるいは、世界はどこに向かおうとしているのか?
いつまでも無関心ではいられないと思うのだが・・・・・

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         もうじき、色とりどりの野菜が揃う。それが楽しみではある。
         秋真っ盛りはもうすぐそこに来ている。