農園日誌ー

30.10.24(月曜日)晴れ、最高温度24度、最低温度15度

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                       久住の秋

 先週の土曜日、気分転換を兼ねて昼から孫一人を連れて、久住連山を散策してきた。久しぶりのきれいな紅葉を見させてもらった。
バイクの男性(60代か?)が話しかけてきて、数年ぶりの美しい紅葉だったと、やや興奮気味に語りかけてきた。ほぼ毎週ここに訪れているようだ。
もののあわれを知っている世代ならではの会話かもしれない。


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今週の畑                     先週の畑

一週間でこれだけ成長している。今年は久しぶりの秋らしい秋となり、野菜にとっては最高の気候条件になっている。
一週間毎に雨が降り、最高温度は24度前後、最低温度は15度前後、秋野菜が生長するには最も適している。こんな安定した気候は滅多にはない。
そのため、今秋は随分と楽をさせてもらっている。

イメージ 4育苗ハウス内の
苗育て。

例年、8月の終わり頃から9月初旬にかけて
秋野菜の種を蒔くが、
今年も例年通り、苗が順調には育ってくれない。年々この時季の種蒔きは難しくなってきている。



これは三回目の種蒔きであり、10月中旬に育苗トレイに種を蒔いたもの。

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発芽したばかりのキャベツの幼苗。
この苗が大人になるまでには3ヶ月は待たねばならない。
年内には出荷はできない。来年の1月採り
のキャベツとなる。

白菜も同じであり、秋野菜の主力は当農園ではどうしても冬野菜となってしまう。
それも織布やビニールトンネルを掛けて・・

これも草木堆肥(低窒素栽培)の宿命ではある。その代わりと言ってはおかしいが、
寒に当たりゆっくりと成長する秋野菜(実際は冬野菜となるが)は実に美味しい。

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これは台風襲来前に
種を蒔いた蕪や大根の畝。
大雨に打たれ、苗も
まばらにしか育って
はいない。
しかも土が固まり、酸欠状態での成長だけに育ちが悪い。

この後、同じ蕪類などを蒔きなおしているが、そのほうがはるかに大きくなっている。

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                    農園の神秘な風景

今日、早朝収穫をしていたら、突然に七色の光が目を刺す。
何だろうと、目を凝らしてみると、朝露がセロリの先端に泊まり、朝日に照らされて
このような至砡な光を放っていた。農業もまた楽しからずや・・・

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イメージ 9行く秋を惜しみながら、
また来年の若葉の頃の久住に想いをはせる。

体力の衰えを知りながら、この後、
何回山に登れるのだろうか?とふと考える

体力の要る自然循環農業もまた同じかもしれない。