農園日誌ー

30.5.9(水曜日)晴れ、最高温度23度、最低温度16度

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       むかし野菜の邑、庭一面のジャーマンカモミールの花

 農園は、連日、急ピッチでの夏野菜の植え込み作業を行っている。
先ずは、5・6番の畑の玉葱を引かねばならない。
作業日程が詰まっており、唯でも遅れている夏野菜の植え込み。やっとトマトはほぼ植え込みを完了したが、茄子系・ピーマン系・パプリカ系の植え込みが大量に残っており、畑が空かず、頭が痛い。

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ゴーヤです。

左右対称に緑と白のゴーヤを定植している。すでに蔓が伸び始めており、手をしなければならなくなっている。

この後、アーチ型の支柱を立て、枝付きの竹を間に差し込む。


今年は一部を味噌粕漬けにしようと考えている。

イメージ 4じゃがいもの土寄せ

春じゃがは一旦芽を出し、遅霜にやられ、
再度、芽を吹く。
このため、土寄せがやや遅れ、実付きが悪いかもしれない。

この後、白い花を咲かせ、二週間後に、
収穫時期を迎える。



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イメージ 6すでに黄色い実を付け始めている。

この後、数倍の大きさに成長し、本格的な収穫時期は丁度梅雨時期と重なる。

青と黄の二種類の苗を植え込む。
こうすると、受粉がうまくいく。



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瑞栄トマト
当初、ひょろひょろな苗木が、随分としっかりとしてきた。
今年は一本植えを主体としている。
(一列植え)
やや間隔が短く、収穫時期ともなると、苦労するかもしれない。
何しろ、できあがった土の圃場はそんなに多くは無いため、やむを得ない。

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これより一足早く定植していたフルーツトマトには早くも小さな実がつき始めている

この分では、6月初旬頃には一番出荷ができそうな勢いである。

露地トマトは市場にはほとんど出回っておらず、当農園のトマトはその意味では貴重品となる。


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先日、東京から原田君が一日農園体験に訪れてきた。
孫達とすっかり馴染んでのワンショット。人柄かもしれない。

彼は関東で、自然野菜を中心とした軽トラック販売を行っている。
現在は、むかし野菜の社員格であり、独立を果たすまで、支援している最中。
むかし野菜が30%、宮崎の野菜が30%、海産物が10%、その他30%の商品構成となっている。

知名度も無く、営業経験も無い彼が、独り立ちすることは中々に難しい。
唯人柄が良く、真面目なだけでは、事業を立ち上げることは容易ではない。
自らの商品に惚れ込み、信念を強く持ち、何としてでもその商品を人に食べてもらいたいとの熱意がなければ、他人は動かない。そこには多少の強引さが必要となる。
事業を立ち上げる人は、常に、孤独であり、常に前向きな考え方を持っていなければ、成功はしない。
将に生みの苦しみを今、味わっている処。

そうは言うものの、月末には、農園主も関東に上り、助けてやらねばと考えている。
屋号は、「結いの屋」としており、むかし野菜の邑の「結い」の精神を冠にしている。

むかし野菜の邑も、消費者への直接販売が基本スタイルではあるが、それだけでは
拡がりも薄く、先が見えてこない。
新たなコミュニケーションスタイルとなるべく、関東に流通拠点を持とうとも考えており、若い農人達を養成するとともに、流通専門の若手人材をも育て、やがて来るであろうバトンタッチを果たそうとしている。