農園日誌ー

30.4.25(水曜日)晴れ、最高温度18度、最低温度8度

イメージ 1
              作業棟の軒下に吊した早生の玉葱

 今年は暖かな春の影響で、やや大玉になっている。
それでも、低窒素栽培となる草木堆肥では、有機農法に比べて半分か、2/3程度の大きさになる。その分、美味しさは倍以上と自負している。
今年は、作業棟の両翼(幅二間)の軒下には収まりきらないかもしれない。何しろ、
36千個の玉葱を植えたからです。
今年は10月頃まで持ってくれたらと願っている。充分に乾燥させて、保冷庫に収めるつもり。
採れ立ての玉葱(じゃがいももそうだが)は鮮度はあるものの、ある程度乾燥させないと旨みは乗ってこない。おそらくは、消費者には分かり難いことだろう。

イメージ 2
夏野菜の植え込みが
急ピッチでなされているため、草木堆肥の費消量が多く、作っても作っても追いつかない

原料となる草が枯渇し始めている。
これから圃場サイドの
草刈りや除草分を集めてこなければならなくなり、かなりな重労働となる。唯でも忙しいのに。

昨日の雨に打たせて水分の補給を行った。明日はこれをタイヤショベルで切り返さねばならない。他のスタッフは、トマト・茄子・パプリカの植え込み作業が待っている。
明日も忙しくなりそうだ。

イメージ 3

今年も豆のシーズンが
やってくる。
来週から出荷の予定。
ぷっくりときれいな実を付けている。

当農園の場合は、他の農園とは異なり、
薄くスリムな実は出荷しない。見てくれは良いが、旨味が乗ってこないからです。

イメージ 4
にんにくの芽

初春になると、先ずは
葉ニンニクを出荷し、
晩春になると、ニンニクの芽を出荷する。
この出荷から2週間ほど経つと、にんにくの収穫時期を迎える。

農園では季節の移り変わりを野菜によって実感する。

当農園のお客様たち(仲間達)も、それを感じて頂きたい。農園と一体感が生まれる筈なのだが、分かって頂いているのかな・・

イメージ 5
春白菜

1月に種を蒔き、育苗ハウスで育て、2月末頃に定植し、ようやく
5月中旬頃に出荷となる。今年はうまく巻いてくれると良いのだが

余りにも暖かすぎて、今年も巻かない白菜で終わるかもしれません。


 市場では、例年に無い春の暖かさで、葉物野菜が一斉に育ち、マーケットでだぶつき、かわいそうに出荷しないまま鋤き込まれているそうだ。
当農園も例外ではなく、特に小松菜系・レタス系・ほうれん草などの葉物野菜が一斉に春を迎えてしまっている。
農人は懸命に育てた野菜が日の目を見ないまま、廃棄されることは、身を切るような痛みが伴う。
幸いにも当農園の場合は、全てが定期購入の寛容なお客様ばかりであり、今のところ、何とか食べてもらっている。増量に増量を重ね、出荷させていただいている・・
勿論、多少の価格を下げてです。
天候の影響で、野菜が獲れない時も、余りすぎるほど育っているときも、むかし野菜の邑では、原則、価格をいじらない。これは暗黙の了解事項となっている。

イメージ 6
ある日の我が家の夜のメニュー。

レタスのしゃぶしゃぶです。
普段は農園スタッフの口に入らないレタス系
などの葉物野菜を、
やさしいスタッフが、
余っているから、強制持ち帰りと称して、沢山の野菜を持たせられた。

おかげで、この夜はたっぷりのレタスを頂いた。生食ではこんなにも食べれない。
ほとんど一玉完食でした。
皆様にご参考になればと思って・・・?

イメージ 7

隣の農園に咲く、あやめか、かきつばた?かな。
絵心のある方のようで、毎年楽しませてくれる。

春は、毎年、忙しく、慌ただしい日々が続く。冬野菜の後の春野菜に繋がる夏野菜の植え込み時期を迎えている。
スタッフ一同疲れてはいると思うが、やるしかないのです。季節は待ってはくれない。
未来の農園主達、頑張れ。