農園日誌ー春を告げる花

30.3.14(水曜日)晴れ、最高温度17度、最低温度7度

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                         夕景に沈む白蓮

 牛蒡の種蒔き適時は木の芽が芽吹く時季と、むかしから言われている。
当農園では、この白蓮が咲いたら春が来た、と判断している。
春大根・人参・早稲の黒大豆など、トンネルを掛けなくとも芽を出し成長してくれる。
季節の移ろいを肌で感じながら、農人は植え付けの時期を図る。
今では、このような気候の変化を感じながら農業を行っている農人が減っている。
ハウス栽培全盛の農業が主流である。

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玉葱の畝の除草作業
全長80メートルの畝
を二畝。
一人でほぼ9時間かけて除草作業を行う。
この季節は、玉葱の除草作業に随分と悩まされる。
約三万本の苗を植えている。
ほとんどの農家が黒マルチを掛けて除草作業の手間を惜しむ。

当農園は以前から黒マルチは掛けない。自然と呼吸しないからです。さらに産業廃棄物の山ができるのも嫌うからです。
この草は全て草木堆肥に再利用し、無駄は無い。勿論大きな手間の塊とはなる。

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レタス系が植わっている6番の圃場。

幾何学模様が美しく
作業の手を休め思わず見とれる。
ところどころに歯抜けができている。
これは寒で落ちたようだ。
生き残った野菜のみお客様に届く。
当たり前か?これも自然の摂理。

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先週の日曜日、むかし野菜ファミリーで
由布市庄内の麦畑に麦踏に行く。
遠くに通りがかった電車が見える。
覗かな田園の風景。

この麦踏がかなりきつい。
高速で右左の足を交互に踏む。まるで競歩のよう。


疲れた孫が孫の背中におぶさる。従妹同士です。
この子たちに日本人の祖先の思い出が宿ることを期待して、参加させる。

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帰り際には畑の土手に火をつける。

小さな野焼きですね。

子供たちは怖い怖いと言って飛び跳ねる。

頑張った?ので、ジージが子供たちを大分の浜の海賊船に連れて行った。


帰るとと相変わらずテレビで森友問題が延々と報じられている。
日本の政治家や官僚たちは日本古来の精神である「恥」を厭う心が無いようだ。
国民をないがしろにしてさらに恥の上塗りをする。

それでももっとも驚くことは、それを見ている国民の多くが他所事のように過ごしていることであり、なるほど、日本は平和ボケの国であったのかと今更のように思う。
それでも内閣支持率が44%のこの事実はいったい何なのだろう。

農業は自然との営みであり、絶対に野菜には嘘やごまかしは通じないのだが・・・