農園日誌ー新年を迎えて!

30.1.10(水曜日)晴、最高温度7度、最低温度度0度

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                 トンネルを剥ぐり、除草作業

 新年明けましておめでとうございます。
皆様にとって明るい年になることをお祈りしております。

世界は民族主義・ナショラリズム・・フォースの嵐が吹き荒れており、「人への愛」を論ずることが憚られるような時代には成ってほしくはないですね。
自己以外を思いやる心を無くした時、人は人ではなくなります。

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            9人目の孫と一番最初の孫のツーショット

新年最初の出荷日。大人はみな野菜発送作用中、9人目の孫は、親以外はこの最初の孫に懐いており、まるで抱っこちゃん人形のように離れようとしない。
疲れたのか、探し周り、ようやく見つけた最初の孫に抱き着き、安心して夢の中に。
この二人は従妹同士です。今、こんな風景は中々見られなくなってしまった。

グローバリゼーションが世界に広まったことによる反動の嵐に、資本主義が、本来的に抱えている資本の自己増殖という作用も留まるところを知らず、さらに勢いを増している。
そこには、フォース(権力)だけが支配する世界になる事を抑止できるものが無い。
大企業は収益を内部留保し、昭和の復興期のように、社員の生活の質向上のために支払おうとはしていない。当然に中小の下請け企業への利益還元(分配)はなく
有り余っている筈の資金が世の中に出回らない。世の中が不安に満ちているのでしょうか・・・?
格差はさらに広がり、社会は優しさを失いつつある。
そんな世相に個人はどのように対処していくのか?将来のある子供たちの未来を閉ざしてはならない。
心ある大人たちは、個人個人に、今、何を為し、何を為さないようにしなければならないのかが、問われている。

言えることは、政治に無関心であってはならない。常に、監視するだけの目を養い、
無言ではなく、人に語らねばならない。
他者が何をしているのか?何を必要としているのか?何ができるのか?そこから、
考え始めたら・・・
農園主は煩悩の塊であり、周りの人が不幸せで無いことを望んでいるが、できることは少ない。見守る事、手を出すこと、口を出すこと、に勇気を振り絞らねば、中々、
行動を起こすことが難しいものだ。
少なくとも弱者を見捨てることだけはしたくないと思っている。

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二番の畑のセロリ

去年は例年とは異なり、満足のいくセロリを
出せていない。
11月末~12月にかけては、セロリのシーズンである。
寒の訪れが早すぎて
ビニールトンネルと
織布の両方を覆い、
冬のセロリを守っている。

大寒が過ぎ去り、春の匂いがやってくる1月下旬頃からは何とかまともなセロリを
出荷したい。

 3週間といつもの年より長くお休みを頂き、野菜の成長を見守ってきたが、葉物野菜(冒頭の写真)は何とか追いつきつつあるが、巻物と言われる白菜・キャベツは未だトンネルの中で幼いまま、春の訪れを待っている。大根系・蕪系野菜もまた同じ。
2月の暖気団を待ち望んでいる。

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            ようやく初出荷を迎えた大豆粉(黄な粉)

今年はどうゆうわけか、やや甘みが薄い。香は製粉したばかりであり、何とかなった
除草に失敗したためか(除草剤不使用の自然農故ですが)気候が良くなかったのか
大豆は不作の年となった。それでも約200キロ以上は収穫できた。
去年が全滅したことを思えば、良しとするか。

米麹を仕込み、大豆を水に漬け、明日は今年最初の味噌作りを行う。