2020.5.20(水曜日)晴れ、最高温度23度、最低温度16度
黄金色に染まる裸麦
今年は暖冬の影響で、麦の出来が良い。ここは草木堆肥歴3年目の
小原君の圃場。麦は高窒素(化学肥料や牛糞多投)でないとグルテン
も少なく出来が悪いと農業試験場の方がおっしゃっていた。草木堆肥
は典型的な低窒素栽培である。
今までの失敗を活かして、やや堆肥の振り方を多くした。今までで
あれば、5年の土作りを経てようやく何とか麦が実ってきた。
それだけに、小原君の3年目の圃場の出来具合が気になっていたが、
何とかなりそうである。
こちらは、草木堆肥歴6年目の麦の圃場。やはり出来は小原君の圃場
と比べてかなり良い。背丈が高く、実入りも良い。向かって右側は
小麦です。
2020.5.15 ハーブ料理とは?
またかと思う独裁・独善・自己保身の道を歩む安部総理、それを自制
させようとしない自民党議員達にも呆れてしまう。検察はある意味
では法の番人であり、行政府権力の暴走を抑えることのできる公正性
の監視役でもある筈。
ロッキード事件を思い起こしてみれば分かる。
その検察庁のトップ人事を行政府が握れば、権力の暴走や隠蔽はいかねばならない。
とあるジャーナリストの記事を読んだ。「自民党・公明党・維新の会
などの国会議員に各選挙区でこの法令を支持した議員の対抗馬に投票
する」と意思表示したらどうか、と言うものである。
これなら特定政党や特定議員を支持するということにもならず、無色
透明であり面白い。
選挙において自民党の支持層はそんなに多くは無い。無党派層が圧倒
している。
それほど、国会議員は信頼されていないということも、悲しいこと
ではあるが、声なき声を現実化させるには妙案だと思うのだが・・・
いずれにしても、日本のメディアが政権に対する忖度が目立ち、真実
を伝え切れていない中でSNS・ツィッター・ラインの影響力は良きに
付き、悪しきに付き、大きい。
さて、農園では、年に二回、春と秋にハーブセットを皆様にお送り
している。
日曜日の農園マルシェでも、常時、フレッシュハーブティをお出し
している。
その他にもクリスマス頃には干した赤唐辛子とローリエ(月桂樹)
のセットを必ずお送りする。
このハーブと農園主は実は長い付き合いがある。
私が銀行員時代、とある住宅不動産会社の再建出向で、住宅の企画
設計や広大な遊休地の売却処分をしている時、どうしても売却し難
い歯抜けとなっている3万坪の土地があった。
そこは、風光明媚な海岸線に沿っており、廃墟となったビニールハ
ウスの残骸に覆われていた。
その本社で企画室長と言う肩書きで、午前中、住宅企画設計の指導
・営業販売管理チェックなどの日常業務を終えて、昼からは一時間
半を掛けて土木・農作業担当の作業員達の現場へ走って行った。
廃墟の片付けから3万坪の用地の図面割りを行い、当時、流行掛か
っていた観光ハーブ園の設計作業や現場の作り込み作業に掛かりきり
になった。現場の作業員に混じってトラクターに乗ったり、鍬やツル
ハシを振るい陣頭指揮を執っていた。
それと同時に、飲食開発に取り組んでいた。ハーブ料理なるもので
した。
何しろ、ハーブの使い方どころか、ハーブの育て方さえ分からない
手探りの状態でした。
およそ、半年で何とか形を作り上げ、ハーブを育て、約一年を掛け
てようやく開園に持ち込んだ。
周囲の人からはその脅威のスピードに気狂いだと言われていた。
ハーブピザ;数種類の食用フレッシュハーブとオリーブ油・塩胡椒のシンプルな
ピッザです。生地は農園のブレンド粉を使っています。イベントで大人気でした。
その経験からハーブについては多くの事を学んだ。
皆様はハーブ料理と言うものがあると思われておられるかもしれま
せんが、結論から言うと、そんなものは無くて、欧州ではハーブ調味料や保存料として広く家庭料理に浸透している。
現在農園では、毎年春と秋に二回ほど、全国2百数十名の定期購入の
お客様へフレッシュハーブをお送りしている。
コモンタイム・レモンバーム・スペアミント・レモングラス・ジャー
マンカモミールなどです。
ハーブは一種類だけ使うのでは無く、基本的には数種類を混ぜて使
った方が味香りのハーモニーが出せて美味しくなります。ですから
ミントティーではなく、レモン系の味がするものと混ぜるとより飲
みやすくなります。料理に使う場合もまったく同じです。
ハーブティの場合、数種類のフレッシュハーブを熱湯で数分間蒸ら
します。
一煎目は香りを、二煎目は味を楽しみます。
タイムは、フライパンに刻んだニンニクをオリーブ油で炒める際に
加えます。
そこに肉類をソティしますと、肉類の臭みや余計の脂分を抑えてく
れます。
当農園の人気商品の一つであるコロッケにも使います。野菜コロッ
ケが主体ですが子供さんはやはり肉の入ったプレーンコロッケに
人気が集まります。
肉類の臭みを取るために、タイムは欠かせません。
農園では、ハーブビザなどをイベントの際、皆様へ提供しております。
これもハーブ園を開いた際のメニューの一つで、その当時はスカボロ
ピッザと呼んでいました。
ハーブの代表的な食用ハーブであるパセリ・セージ・ローズマリー
&タイムの歌のタイトルです。
当農園のブレンド小麦粉を使い、その食用ハーブを載せ、オリーブ
油と塩胡椒で焼いたものですが、人気があり、何時の日か、予約制
で農園マルシェの定番商品にしたいと考えております。
農園にはあちこちにさりげなくハーブが植わっております。お入り用であれば、株分け
致しますよ。
コロナウィルスとの共存若しくは共生をしていかねばならなくなると
したら、今までの生き方や価値観を少しずつ変えていかねばならない
かもしれません。
余りにも化学に頼った、あるいは、実利ばかりを追い求める生活の
価値観から、余裕・ゆとり・利他主義(他への思いやり)もその価値
観の中に入れていかねばなりません。
その時、夜、静かな一時を過ごす際に、是非ともフレッシュハーブ
ティなどでゆったりと過ごす時間を作ることも必要なのではないで
しょうか。