農園日誌Ⅲーむかし野菜の四季

2020.5.6(水曜日)晴れ、最高温度25度、最低温度16度

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       3番の圃場からむかし野菜の社屋(青い屋根)を覗く

 

連休中、最もずーっと子供が農園に居るため、連休の様なものだが、農園直売所

に、多くの方々がお見えになられた。

固定顧客化が進み、お菓子類だけではなく、ようやく野菜を本格的に購入して頂

くようになってきた。時折、口コミ等で新規客も混じる。

どう言うわけか、10時オープン直後にお客様が集中する。じっくりとお客様と

対話をしたいとは思うのだが、それもままならない日々が続いている。

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2020.5.5 国民を守らない政府

大型連休始まり、あいにくの雨の日曜日、今日、農園直売所には多くのお客様が

訪れてくれた。とは言っても、午前中でおよそ30組のお客様なのだが。
「草木堆肥による自然栽培は、手間と労力の塊です。中々大分の方々には理解

していただけない」と訪れたお客様にこぼすと、「良いではないですか、

こうして多くのお客様が見えているでは無いですか。その美味しさと健全性を

理解してくれる人だけで良いのでは・・」と励まされた。

コロナショックの影響で、東京では配送料金が高いにも拘わらず食のデリバリー

(個別宅配)が増えてきている。飲食店は生き残りを掛けて宅配やテイクアウト

を行い始めている。

そう言った中、一時送料の大幅値上げの影響で、当農園も多くのお客様が去っ

て行かれた。
処が、最近になって、宅配の申し込みが目に見えて増加し始めている。
同じく、農園直売所にも徐々にお客様が集まり始めている。
当農園の取組や野菜の質を評価して頂いているのも其の一つの要因ではあろ

うが、むしろ、コロナショックの影響の方が大きいような気がする。
免疫力強化のため、無理をしてでも自然野菜を食べようとする心の動きが垣間

見える。コロナウィルス感染対応の出口が見えてこない。

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      満開のジャーマンカモミール。3番の畑の中央を占拠している


政府は、ひたすら自粛自粛と繰り返し、人命尊重とはほど遠く、経済弱者だけ

ではなく、飲食店他、休業による困窮を深めている中小事業者への保障救済も

念頭には無かったようだ。
ようやく国民の批判を浴び、上から目線の様子見を止めざるを得なくなり保障

に動き出した。
それでも、他人ごとのように政権争いや自己保身に目が向いている政治家達と

事勿れ主義や前例主義にしか事を進めきらない官僚達にこの国はむしばまれて

いくのかと慨嘆するしかない状況にある。
国家の非常事態には、人・物・金を集中させて、一気にスピードを上げて対応

していかねばならないのに。

感染者を自宅待機にさせるのも驚きであり、家族はどうなっても良いのか?

自己責任だとでも考えているのか、PCR検査体制を敷くこともできず、感染者

受入施設の拡充もせず、医療関係者の実情は放置し、その精神力にだけ頼ろう

とする。アベノマスクには思わず絶句してしまう。
この国の政治は、一体誰が舵取りをし、責任を負おうとしているのか?
コロナ対応のまずさだけが目に付き、出口は全くと言って見えてこない。
日本は世界の笑いものになっているのにも気がつかない。これは何も政治家

だけでは無いと思う。

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春恒例のフレッシュハーブティセット。コップに差して一時楽しむのも良し、熱湯を注いでティー

楽しむのも良し、フライパンにオリーブ油を入れ、傾けてニンニクと一緒にハーブを入れ、香りを

移して肉のソティを楽しむのも良し、鬱積した心を癒やしてあげて欲しいと願っている。

相も変わらず、総理は官僚達の文案を棒読みし、漢字も読めず、国民の将来を

担っていると言う気概は感じない。彼ら政治家を選んだのは間違いなく国民で

ある。
このままで推移していけば、日本経済は泥沼化してくることになる。報道関係

者の矜持は何処へ行ったのか、時の政権に忖度を繰り返すばかりである。国民

ももっと声を上げていかねば、私達の生活は守ってはいけない。

農園は、来店されるお客様や定期購入の仲間達に健全な野菜をお届けし続ける

ことしかできないのが、どこかもどかしい。