研修日誌~竹内の場合・・・

26.7.23(水曜日)晴れ、最高温度33度、最低温度25度
 
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               梅雨が明けるとそこには夏野菜!
 
初めまして。研修2年目の、竹内と申します。
まず最初に言っておきます。
文章を作るのも、パソコンで打つのもかなり苦手です。
大変稚拙な文章ですが、どうかご勘弁を、、、。
それでもいいよと言う方は、どうかお付き合いください。
 
去年の6月頃に、造船会社を辞めて佐藤自然農園の方でお世話になり始めました。
当初は、何とかできるやろうと思っていました。
しかし、やっていくにつれて、自分の考えの甘さを痛感しました。
畝作り、堆肥をまくだけで腕はプルプル。
鍬をうっては腰がガクガク。
暑さにやられ、息は絶え絶え。このままでは、農主である佐藤茂行氏に殺されると思う程に、
辛さを感じていました。
でも、1年たった今考えると、今はそんなに辛くないなって思います。
しかし、農業はそんなに甘くなかった。
覚える事が山のようにあったのです。そして、ここで思わぬ問題が発生しました。
なんと、僕は覚える事が苦手だと気づいたのです。そう、ちょっとだけおバカさんだったんです。
後はやりながら覚えて行く事にします。
 
最近、お客様と直接話せる機会が増えて、嬉しく思っております。
佐藤自然農園の野菜は、やっぱりおいしいです。毎週楽しみにしています。
などと言っていただけると、自分の畑でもないのに、頑張って良かったなって思えます。
研修生とはいえ、待っていらっしゃるお客様達の為に、
一生懸命に野菜を育てているのですから。
 
結局、何が言いたいかと申しますと、みなさんに野菜達をおいしく食べてほしいんです。
子供達に、嫌々ではなく、「お母さん、この野菜おいしね」って、言ってもらいたいんです。
その為に、今一生懸命に覚えて行きたいと思います。
父が居なくても、できるように日々精進してまいりますので、
皆様、これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
 
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 おそらく多くの皆様方は
見られたことの無い風景
だと思います。
餅粟の実が垂れている
風景です。
これが黄色く色付き始めると、先ずは雀の偵察部隊が送り込まれ、すぐに戦闘開始となり、一週間も
経たない内に、丸裸にされてしまいます。
 
今は休戦中です。
 
竹内君は幼い内に、父と別れ、その後、母親一人に育てられてきました。
今日も、スタッフ全員で遅い昼ごはんを食べている時に、同じく研修中の後藤君と
並んで食事をしているのを見ていると、まるで、母親からご飯を食べさせられている
子供二人といった風景でした。勿論母親は私の家内ですが・・・
 
大丈夫ですよ!竹内君と後藤君。みっちりと私が独り立ちできるようにしごいてあげるからね。貴方方の父以上にね。
それと自分の畑でもないのには余計です。
目の前にむかし野菜を待って頂いているお客様がいれば、それはもう農人として
農業のプロとしての意気込みを持ってください。そうしないと、皆様に失礼ですよ。
 
彼らにはサラリーマンとしてではなく、独立した農人の気概を持って欲しいと望んでいる。少なくとも3年以内には、畑を切り回し、しっかりと消費者と向かい合えるだけの力を附けて貰わねば・・・
 
但、慣行農法とも、畜糞主体の有機農法とも異なり、畑に施肥する堆肥まで自分達で作り、それも化学物質をできるだけ避けて、自分達だけで自然の木や草を確保しなければならない。(畜糞などにも大量の抗生物質や薬品が含まれている)
さらに自然と真っ向にに向き合う露地栽培とくれば、これはもう、最低5年でも足らない知識と経験が必要となる。
 
頑張れ!自然から学べと言うしかない。
 
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色付き始めたパプリカの
幼木。
 
これから、夏本番の暑さ
の中で、やはり夏野菜。
 
暑くならないと成長しない
やはり夏の太陽によって
育てられるのが夏野菜。
 
今日もジョルジュマルソー
電話が入る。
 
JR九州の七つ星に使うサラダは大丈夫か?パプリカはどうか?などの内容。
佐藤さん処の野菜も全面にプレスに出すんだから頼むよ!と・・
そうは言っても、こちらは自然が相手だから、できるものしかできない、のです。
 
おい!こんなことを言っているぞ!頑張れと二人に振る。
これからは君達の時代だ!