農園日誌ーミニ端境期

25.7.6(土曜日)曇り時折豪雨、最高温度33度、最低温度26度
 
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               初夏野菜の代表、ズッキーニ
 
農園は梅雨の末期を迎えて、雷・突風・突然の豪雨を繰り返しているうちに、
どうやら来週からは梅雨明けの兆候を見せ始めている。
畑は振り続く断続的な雨、時には豪雨、お日様は顔を見せない日々が続く。
それに加えて雑草は伸び放題、畝は流され、ついでに発芽したばかりの苗も
流され、手の付けようも無い状態。梅雨明けは喜ばしいことになるのかな。
 
イメージ 2これは人参が発芽したばかりの
畝。人参の苗はまばらに見える。
両隣は一本葱の畝。雑草で
覆われようとしている。
 
梅雨明けから早速、修復も兼ねて
中耕作業が始まる。
畝下を掘り上げ、畝の中に酸素を
入れてやり、野菜の通気性を良く
する重要な作業となる。これにより
集中豪雨によって密度が濃くなった
畝の土に酸素を入れ込み、根を活性化させることになる。
 
※黒土は一見肥沃な土に見えるが、これが実にやっかい。雨が続く梅雨期間に
肌理が細かい火山灰土(黒土)がさらに密集して、根が呼吸できなくなり、成長が
止まるか、仮死してしまう。場合によっては成長の止まった全ての苗を一端、掘り
上げ、三叉鍬で搔いた跡に、植えなおすこともしばしば。ここにも手間を喰う露地
栽培のリスクが潜んでいる。しかしながら、この作業を乗り越えてようやく本格的
な夏野菜の成長が始まる。
 
今年の気候では夏野菜の本格的な出荷は8月になってからのようだ。
それまでは初夏野菜(ズッキーニ・胡瓜など)や根菜で乗り切るしかなさそうだ。
春野菜から夏野菜へ繋ぐミニ端境期が今年もやってきた。
 
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それでも徐々に実を付け始めた
 
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きれいに剪定が終わったトマトの
畝。今年は7列の畝。
順番に剪定を終えたら、また、始め
の畝の剪定が待っていると言う具合
に終わりが無い作業が9月まで
延々と続く。
ある程度大きくなってきたら、地面
に接する葉を取り除き、さらに中段
に密集する葉も適当に空き込む。
そうしないと実は付かず、付いても
風通しが悪くなると、虫が大量に
発生し、蒸れで葉もトマトも腐っていく。
 
夏はトマトに関わらず、ピーマン・パプリカ・万願寺とうがらし・茄子などの誘引
剪定作業に追われ、直射日光が照りつける中、延々と続く作業はまさしく消耗戦
となる。比較的涼しい朝夕は、堆肥作りや雑草の除去、畑作りが待っている。
 
いよいよ、夏本番、今年はどんな夏になるのか!