農園日誌ー農作業終えて日が暮れて、

25.3.26(火曜日)晴れ、最高温度11度、最低温度3度
 
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この処、お客様の増加で何だか毎日収穫ばかりして一日が終わっているような。
日に日に少なくなっていく寒越し野菜に何だか心もとない。
野菜の絶対量は変わらないわけだから、野菜が少ないときは、皆で分け合って
食べるしかない。春野菜を待ってもらうことになる。(随分と植え込みは行った)
 
玉葱・にんにくの草取りが急がれるが、女性陣は収穫・整理・発送作業に時間を
取られて草取りまで手が回らない。仕方なく、収穫作業を終えたら自分が一人で
草を取るしかない。堆肥振り・畝作りの合間に、とにかく毎日草取り作業。
手元が見えなくなるまでの作業に、気がつけば毎日午後7時を回っている。
通常の農家では黒マルチをして、草の繁殖を抑え、地温を上げて成長を促す。
当農園は廃棄ビニールは嫌だし、何より、外気との呼吸を止めるのは避けたい。
 
帰宅して夕食(夜食かな)を食べたら、これも毎日パソコンの前に座ることが習慣
になってしまった。時には夜の12時近くまで、お客様のメールに答える。
 
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こちらは越冬レタス系野菜達
 
成長期を逸してしまっている
ため、ある程度しか大きくは
ならない。
まるでお花畑のよう。
 
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右は三日前に植え込んだレタス系野菜
これは春野菜。
 
 
 
(お客様の声)
 
今回、新規で野菜を取り始めた方々の声、「美味しかった」や「励ましの声」
などが多かった。その中でいくつかを紹介すると・・
 
「元気できれいなお野菜達に、ありがとう!と思わず歓声を!」
「どのお野菜も本来の味がして今まで一体何を食べていたんだろうと驚きの連続」
「野菜の命を頂いていることを実感しました」
「今まで使ったことの無い野菜が入っており、料理の幅が広がり楽しい」
「野菜が美味しいと一度に食べる量が増えてしまいます
などなど・・・
 
中には、高度な病を発生してしまい、何か体にやさしいことをしなければと、
当農園に電話をいただいた方からは、
 
お試しセットが着いたその場で、連絡が入る。
「毎週は無理ですか?」「よろしいのですか?まだお食べになられていないのに、
そんなことを決めて」と言うと、
「体に元気をもらえそうな野菜達です。これから女房に料理してもらいますが、
見るだけで美味しそうです」と・・・
 
それではと、「念のために申し上げますね」「野菜は基本的には温野菜か油を通し
た調理でいただくことをお勧めします」
「何故なら、当農園の野菜達は草木堆肥に含まれる豊かなミネラル分と完熟野菜
が持つ糖質・ビタミンが多く、これらは温野菜か油と絡めると体内への吸収率が
数倍上がります。糖質等にくっついてミネラル分も体内に吸収されます」
「この野菜によって正常な細胞分裂機能が回復して元気な元の体に戻られること
を祈っております。頑張って食べ続けてください」とお伝えした。
 
ーいくら野菜が欠乏していてもこのような疾患に苦しんでおられる方は優先して
 食べて頂くようにしておりますー
 
自然循環農法は手間がかかり、労力も半端ではないが、真に美味しい野菜を
分って頂ける方がいるということで、明日から又体に鞭が打てる。ありがたいこと
です。
 
少しこ難しいことを言うと、こんな農業は決してお金儲けにはならないが、
社会的存在価値や意義を感じる瞬間がこのような時であり、やっていて良かった
と思えることがあるからこそやっていけるのかもしれない。
 
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今日は「かける君」の誕生日。あーちゃんがケーキを作ってくれた。
忙しい農園のひと時のお休み。みんなで手作りケーキを頂く。忙しくて
ろうそくを忘れたが、二本立つ予定でした。何だかあーちゃんもお疲れのご様子。
農園主としては申し訳ない。